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書籍詳細

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南相馬10日間の救命医療

津波・原発災害と闘った医師の記録

太田 圭祐 (著) 


定価:1400円+税 四六判 208ページ
発行年月:2011年11月
ISBN:978-4-7887-1169-3

ジャンル
  • ノンフィクション
書籍紹介

国内観測史上最大のM9、死者・行方不明者2万人以上という過去最悪の被害をもたらした3.11の東日本大震災。その震災で、地震、津波に加えて、福島第一原子力発電所の爆発事故という原発災害に襲われた南相馬市では、「被曝地」として孤立してしまうことになる。 放射能の恐怖のなか、福島第一原発から23キロという「安全」と「危険」の境界線(ボーダーライン)で、生命を救い、地域医療を守るために闘った南相馬市立総合病院の医師の10日間の苦闘と軌跡。

【主な内容】

発刊によせて(福島県南相馬市長 桜井勝延)

プロローグ

第1章 3.11 ―― 激 震

午後2時46分、マグニチュード8.8/不気味な静けさ/病院から2キロ「ヨッシーランド」倒壊/怒濤の救急医療/無念のトリアージ/泥まみれのICU/夜、孤立無援の状態へ/多くの生と死/深夜の救援

第2章 3.12 ―― 原発、新たな被災

迎えた朝/氷のような低体温との闘い/DMATの救援と希望/「原発が爆発?」/放射能の恐怖と半強制退避/上司の帰還/泥の海に広がる瓦礫/20キロ圏内の小高病院の受け入れ/写し出された放射能の「黒い影」/南相馬市長への直談判

第3章 3.14 ―― 「被曝地区」南相馬

スタッフも被災者/3号機の爆発/自主退避/「最善の医療」から「最低限の医療」へ/スタッフの不安、怒り/「誇りに思う」――父からのメール/「被曝地区」南相馬/放射能の恐怖に苦しむ住民たち/メディアの力と3000個のおにぎり 

第4章 3.17 ―― 20?30キロ圏内の孤立

少女との別れ/人影のない街/目標、患者を安全な場所へ移す/「死の宣告」の意味/医師の責任とは/国からの患者退避命令/患者ゼロに向けて/終えた役割/10日間の奇跡/名古屋へ

第5章 3.29 ―― 再び南相馬へ

妻との再会/新しい命に「そうま」を想う/再び南相馬へ/スタッフとの無言の再会/避難所の被災者たち/生と死の境界線/奇跡の生還/被災地の現実/消えた砂浜/病院の未来/南相馬との別れ

附  章 東日本大震災と原発災害における南相馬の医療

1 東日本大震災における南相馬の災害医療
2 【寄稿】震災・原発事故への対応(南相馬市立総合病院 副院長 及川友好)

エピローグ

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著者情報

太田 圭祐

2006年3月愛媛大学医学部卒業、同年4月刈谷豊田総合病院研修医。2008年4月社会保険中京病院救命救急科、脳神経外科レジデント。2010年7月南相馬市立総合病院脳神経外科医師、リハビリ科医師。2011年4月名古屋大学附属病院脳神経外科医員、名古屋大学大学院生。2011年11月磐田市立総合病院脳神経外科医師。
所属学会は、日本救急医学会、日本集中治療医学会、日本脳神経外科学会、日本脳卒中学会、日本脳神経血管内治療学会など。