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書籍詳細

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「迷惑施設」としての学校

近隣トラブル解決の処方箋

小野田 正利 (著) 


定価:1400円+税 四六判 208ページ
発行年月:2017年6月
ISBN:978-4-7887-1531-8

ジャンル
  • 教育
書籍紹介

ある日突然やってくる、苦情、クレーム、無理難題。
校長、園長、教職員は、近隣トラブル円満に解決したい。
でも、どうすればいいか分からない…。

「野良犬が増えた、お前の学校のせいだ。給食の残り物で餌付けしてるだろう」

「園児を送り迎えする保護者の井戸端会議がうるさい」

「コンビニに中学生がたむろしている、なんとかしろ」

イチャモン・無理難題に有効なのは「アセスメント」(見定め、限界設定)。
傾聴と共感のスタンスを持つ。


学校はごみ焼却場や刑務所と一緒!?

「社会には必要だが、自分の家の近くには作ってほしくない公共施設」(NIMBY:not in my backyard)扱いになりつつある学校。

「学校イチャモン研究」の第一人者が日本各地で起こっているトラブルを元に解決方策を提言。

■「クレーム」だと思って身構えない。過剰に受け入れない。
■トラブルの多くは、実は物理的、客観的問題ではなく「心理的」問題が多い。
■最初から「敵」と見なさず、相手の懐に飛び込め。
■トラブル予防、回避には園児・児童・生徒・学生も関わる(あいさつ回り)。
■「錦の御旗」(公の施設に文句を言うな!)を掲げない。
■学校、幼稚園、保育園も「町内会」に入って、先生の「仕事」に位置づける。


【内容】
はじめに

第1章 紅小学校の教師たち
迷惑がられる子ども、顧みない大人
うす?く、ひろ?い関係を
鈴木校長の学校の責任範囲講座
どこもかしこもクレーム対応

第2章 苦情・クレーム百花繚乱
相手が『見えない』クレームの拡大
商品苦情の相手先の変貌
あらゆる分野の感情労働が変化
理不尽クレームで駅員が飛び降り
『場合があります』場合が多すぎる

第3章 鎧と楯
訴訟保健という必要悪
少額弁護士費用保険の功罪
『事例解説 教育対象暴力』が出版される時代状況」
『教育対象暴力』は注意して使う必要がある
ボイスレコーダーにたじろがない
秘密録音(当事者録音)と教師

第4章 近隣住民との関係づくりのために
学校と近隣トラブル
苦情社会の騒音問題
周辺住民との摩擦
錦の御旗を掲げない
見落とされがちなこと
“お互い様”は外部が言うな
苦情の申し出を邪険にしない
当事者としての生徒たち
顔の見える関係づくり
どうしてもダメだったら

第5章 向き合い方は…
ニュートラルに受け止めることも必要
『受け止める』と『受け入れる』は別
地域が学校と暮らしていくということ

おわりに

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著者情報

小野田 正利

大阪大学大学院人間科学研究科教授。教育学博士。
1955年愛知県生まれ。名古屋大学大学院教育学研究科単位取得満期退学。専門は教育制度学、学校経営学。フランスの教育制度に関する「教育参加と民主制」の研究で、日本教育経営学会賞(1997年)を受賞。1984年より長崎大学教育学部講師、助教授を経て、1997年より大阪大学勤務。
「学校と保護者のトラブル」に注目して14年。近年は、保護者対応とともに、学校の近隣トラブルの研究を進めている。