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書籍詳細

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インバウンドの罠

脱「観光消費」の時代

姫田 小夏 (著) 


定価:1500円+税 四六判 304ページ
発行年月:2017年7月
ISBN:978-4-7887-1532-5

ジャンル
  • 経済・経営・ビジネス
書籍紹介

観光立国化を目指すのは結構なことだ。
しかし、今の日本のインバウンドは、数と消費を追うことばかり。
理念もなければ哲学もない。

⇒「国民ファースト」を忘れた日本の「おもてなし」
⇒クルーズ船は“地方経済の宝船”ではない
⇒日本のインバウンド市場を攪乱する「闇の中国資本」
⇒「爆買い」の次は「爆住」か?
⇒生活圏に闖入してくる外国人にどう対応するか


●4,000万人の訪日客を迎え入れることは、最大多数を占める中国人客をさらに増やすことに他ならない。今後さらなる数の中国人観光客が増えるとしたら、私たちはそれに身構えないではいられない。
●「爆買い」でも経験済みだが、よきにつけ悪しきにつけ、中国人観光客がもたらす影響力は小さくないからだ。「Part1」では、中国人観光客に翻弄される日本のインバウンドに現状をクローズアップ、一般には知られていないその実態をつまびらかにした。
●一方で、インバウンドは関連業界のみならず地元経済から生活者まで、影響を及ぼす範囲が大きい。ことによっては、まちづくりをも大きく左右する。瞬間的な儲けだけを追求する事業者や自治体も散見されるが、必要とされるのは将来を見据えた長期的な展望だ。「Part2」ではこの解を求めて、各地の取り組みの実態を取材した。



【インバウンドの罠◆目次】

Part 1 危ないインバウンド
第1章 「国民ファースト」を忘れた日本の「おもてなし」
1 お得感でしか動かない中国人の行動原理
2 爆買いによる買い占めで国民生活が混乱
3 「外国人客は神様」、金持ち訪日客を優遇する日本
第2章 「爆買い」で変わる中国の小売流通 
1 中国で爆買いパワーが炸裂しない理由
2 「爆買い」、中国はこれを取り込めるか
3 中国にもあった、こんな「爆買い」
第3章 「中国人客殺到」に身構えるアジアの諸都市
1 今日のシンガポールは明日の東京
2 殺到する中国人客とガマン限界の香港市民
3 ドッと押し寄せる大陸客と台湾市民の胸中
第4章 クルーズ船は“地方経済の宝船”ではない
1 アテを外した「クルーズ船寄港地」の苦悩
2 ?激安クルーズ船ツアー?で訪日する中国人客の実情
3 クルーズ船が「宝船」と言えないもうひとつの理由
第5章 中国人の心の中の日本
1 日本ブランドに向ける中国人の愛憎の歴史
2 訪日旅行が中国人を変える
3 愛国はどこに? 薄れゆく上海人の反日感情
4 「反日」から一転、上海に訪れた日本ブーム
第6章 中国人客のいまどきの決済のやり方
1 中国人客の消費のカギを握る銀聯カードとは?
2 中国のスマホ決済急拡大の危うさ
3 スマホでマネロンの危険性、?使われ方?に要注意
第7章 日本のインバウンド市場を攪乱する「闇の中国資本」
1 日本企業に出番なし?インバウンドの商機を奪う中国資本
2 悪徳免税店とタッグを組んでぼろ儲けする?闇ガイド?
3 ホテル事業も不動産投資、五輪後の宿泊市場は大混乱か
第8章 「爆買い」の次は「爆住」か?
1 地球規模で席巻する住宅投資、日本投資の真の意図とは
2 日本経済の未来は?中国新移民?に依存?
3 始まる「爆住」、いつしか「お隣さんは中国人」に
第9章 生活圏に闖入してくる外国人客、あなたならどうする?
1 中国人が暗躍する「民泊市場」、生活圏の安心は維持できるか
2 高まる体験型「美ンバウンド」、時にはノーという意思表示も
3 中国人客でも気質が違う、外国人アレルギーもいずれ克服?

Part 2 されどインバウンド
Case1 インバウンドで一頭地を抜く高山市、事業者たちに共通する?商売っ気なし?
Case2 観光資源ない神岡町を訪れるアジア客、廃線利用・マウンテンバイクの苦節15年
Case3 「うちの酒は日本一」は迷信、インバウンド市場を引き寄せる商品開発
Case4 「一括免税制度」が商店街にもたらした?副産物?とは
Case5 大崎町、次の一手で「インバウンド」に
Case6 「多くの訪日客は要らない」という愛媛県内子町
Case7 外国人客も訪れるアニメの聖地、果たしてお金は落ちるのか
Case8 4000万人の計画の功罪、大挙する外国人客で失うもの
Case9 地元を愛してくれる外国人、それを受け入れる自治体、両輪が回転して「あるべきインバウンド」に

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著者情報

姫田 小夏

ジャーナリスト。東京都出身。1997年から上海へ。翌年上海で日本語情報誌を創刊、日本企業の対中ビジネス動向を発信。2008年夏、同誌編集長を退任後、「ローアングルの中国・アジアビジネス最新情報」を提供する「アジアビズフォーラム」主宰に。