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書籍詳細

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差し掛けられた傘

米国の核抑止力と日本の安全保障

佐藤 行雄 (著) 


定価:2300円+税 A5判 402ページ
発行年月:2017年8月
ISBN:978-4-7887-1530-1

ジャンル
  • 政治・国際
  • 社会・歴史
書籍紹介

1966年2月、椎名悦三郎外務大臣は、
記者会見で「日本は米国の核の傘に入っているのか」と問われると、
「傘は差し掛けられることもあるからな」と答えた。

日本は核の傘の下にいるが、それは米国の意図によるものであり、
日本から頼んだことではない、という椎名大臣独特のはぐらかした表現だった。
それから半世紀。もはや、「差し掛けられた」といった受け身の対応では
済まない状況にもかかわらず、「核の傘」に対する日本人の認識は
半世紀前とほとんど変わっていないのではないか。

本書では、米国の「拡大核抑止」(核の傘)という考え方を軸にして、
日本の防衛・安全保障政策と日米協力の発展の歴史を丹念に振り返り、
その延長線上で、日米同盟全体の抑止力を将来に向けて維持・強化していく
ための課題を議論する。

朝鮮半島情勢が緊迫の度を増す一方、
トランプ大統領を誕生させた米国が孤立主義の影を濃くする中、
米国の「核の傘」の信頼性を高めるために、日本は果たして何をすべきなのか。
外交官として長年にわたり安全保障政策に関わってきた著者が、
広い視野から日本のとるべき抑止戦略を提言する。


【目次】
Ⅰ INF交渉を振り返る
Ⅱ 防衛・安全保障政策の変遷
Ⅲ 米国の拡大抑止と日本
Ⅳ 安全保障と軍縮の接点
Ⅴ これからの課題
Ⅵ 結びにかえて
補足 個人的な記録

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著者情報

佐藤 行雄

1939年神奈川県生まれ。東京大学法学部中退、1961年外務省入省。安全保障課長、大臣秘書官、宮崎県警本部長、香港総領事、情報調査局長、北米局長、オランダ大使、オーストラリア大使などを経て、国連代表部常駐代表(大使)。2002年退官後は、国家公安委員会委員、国際戦略問題研究所(ロンドン)評議員、日本国際問題研究所理事長、同副会長などを歴任。安全保障問題に関する論文(英・和)多数。