時事通信出版局

書籍詳細

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差し掛けられた傘

米国の核抑止力と日本の安全保障

佐藤 行雄 (著) 


定価:2300円+税 A5判 402ページ
発行年月:2017年8月
ISBN:978-4-7887-1530-1

ジャンル
  • 政治・国際
  • 社会・歴史
書籍紹介

≪日本防衛学会 第3回「猪木正道賞」特別賞を受賞しました≫

日本防衛学会の第3回「猪木正道賞」発表・授賞式が11月25日、
防衛大学校(神奈川県横須賀市)で開かれ、佐藤行雄・元国連大使の
『差し掛けられた傘』に特別賞が授与されました。

佐藤氏は受賞挨拶で、「特に若い方々には、ぜひ批判的に私の本を読んで、
議論を交わしてほしい。最近出てきた“日米同盟の抑止力”という
概念をどう肉付けていくかは、まさにこれから政府内外で議論していくべき
課題であり、この本がそうした議論のたたき台の一つになれば、これにまさる
幸せはない」と、述べました。


受賞挨拶をする佐藤氏(右)

(右から)猪木正道賞基金理事長の五百旗頭真氏、佐藤氏、正賞を受賞した金沢裕之氏、奨励賞の山本章子氏、選考委員長の田中明彦氏

■選考委員長 田中明彦・政策研究大学院大学学長の講評(抜粋)
本書は、長年、外交・安全保障の実務に携わってきた著者が、非核三原則を堅持し、
核兵器の脅威に対して米国の核の傘に依存する日本が、米国の拡大核抑止の信頼性を
維持・強化するためにどのような努力をすべきかを、歴史を遡り、自らの経験をも
交え、一般読者にも分かりやすく論述した好著であると評価した。

現在の核・ミサイルに関する脅威が日米両国にとって極めて深刻な局面を
迎えつつある中で、こうした拡大核抑止の実効性と信頼性について歴史を
振り返って分析された本書は、大変時宜に適った良い本であると思う。



■メディア情報
【 8/12付 日本経済新聞 書評掲載 】
【10/13付 読売新聞朝刊,10/17付朝日新聞朝刊で、
 佐藤行雄氏が「核の傘」と「非核三原則」をめぐってコメント】
【11/29付 産経新聞 インタビュー記事掲載】



■【本書内容】
本書では、米国の「拡大核抑止」(核の傘)という考え方を軸にして、
日本の防衛・安全保障政策と日米協力の発展の歴史を丹念に振り返り、
その延長線上で、日米同盟全体の抑止力を将来に向けて維持・強化していく
ための課題を議論する。

朝鮮半島情勢が緊迫の度を増す一方、
トランプ大統領を誕生させた米国が孤立主義の影を濃くする中、
米国の「核の傘」の信頼性を高めるために、日本は果たして何をすべきなのか。
外交官として長年にわたり安全保障政策に関わってきた著者が、
広い視野から日本のとるべき抑止戦略を提言する。


■【目次】
Ⅰ INF交渉を振り返る
Ⅱ 防衛・安全保障政策の変遷
Ⅲ 米国の拡大抑止と日本
Ⅳ 安全保障と軍縮の接点
Ⅴ これからの課題
Ⅵ 結びにかえて
補足 個人的な記録

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著者情報

佐藤 行雄

1939年神奈川県生まれ。東京大学法学部中退、1961年外務省入省。安全保障課長、大臣秘書官、宮崎県警本部長、香港総領事、情報調査局長、北米局長、オランダ大使、オーストラリア大使などを経て、国連代表部常駐代表(大使)。2002年退官後は、国家公安委員会委員、国際戦略問題研究所(ロンドン)評議員、日本国際問題研究所理事長、同副会長などを歴任。安全保障問題に関する論文(英・和)多数。