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鳥インフルエンザについて
2004年1月、山口県の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されました。日本での感染確認は79年ぶりで、2003年12月から2004年1月にかけて韓国で発生した高病原性鳥インフルエンザと同じH5N1型であることがわかっています。
鳥インフルエンザは、主にカモなどの渡り鳥が起源です。各種ある鳥インフルエンザのうち、死亡率が高いか、ウイルスが変化して死亡率が高くなる可能性のある特定のウイルスを高病原性鳥インフルエンザと言います。鶏、アヒル、七面鳥、うずら等が感染し、呼吸器症状、下痢、食欲減退などを呈します。
高病原性鳥インフルエンザに感染した鳥は、これまで、香港、中国、韓国、米国、ドイツなどで確認されています。以前は、鳥の間だけで感染する病気と考えられてきましたが、1997年、香港の養鶏場関係者6名が死亡し、初めてヒトへの感染が確認されたことと、感染源が生きた鶏だったことから注目が集まりました。その後、2003年2月から2004年1月にかけて、香港、オランダ、ベトナムの各地で高病原性鳥インフルエンザを原因とする死者が5人発生しました。
ヒトに感染した場合、結膜炎、呼吸器症状、発熱、咳、多臓器不全など様々な症状が出たあと、肺炎によって死亡することが多いようです。しかし、感染源はいずれも生きた鶏の内臓や排泄物に触るなどの鶏との濃厚な接触によるもので、鶏肉や鶏卵を食べたことによるものではありません。万が一、ウイルスが残存している場合でも加熱すればウイルスが不活化するので感染源とはなりません。つまり、通常、鶏やアヒルとの接触がないひとにとっては神経質になる必要はなく、普段の生活の中で特別な予防策をとる必要はないでしょう。
また、ヒト用のインフルエンザワクチンは高病原性鳥インフルエンザに対して効果はありません。現在、鳥インフルエンザに有効なワクチンの開発が進められています。同時に、農林水産省と厚生労働省は、今回の件での明確な感染源の特定を行っています。
なお、ここに書いたものは2004年1月末までの情報によるものです。
【参考:鳥インフルエンザ ホームページ】
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/01/h0112-1.html
農林水産省
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20040112press_1.htm
厚生労働省検疫所
http://www.forth.go.jp/
(2004.1.30)
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