【質問と点数】 (1)心が落ち着き安心できる人の有無…無0点/有1点 (2)週1回以上話す友人の人数…無0点/1〜3人1点/4人以上2点 (3)行動や考えに賛成して支持してくれる人の有無…無0点/有1点 (4)秘密を打ち明けることのできる人の有無…無0点/有1点
社会的な指標としては、各回答の合計が最高の5点を「社会的な支えのとても多いグループ」、4点「多いグループ」、2〜3点を「普通のグループ」、1〜0点を「少ないグループ」の4グループに分類し、グループ別に、その後の脳卒中や心筋梗塞の発症リスクと回復状況を比較しています。追跡期間中、脳卒中を発症した人は1057人で死亡したのは327人です。心筋梗塞は301人が発症し、191人が死亡しました。脳卒中、心筋梗塞ともに発症リスクについては、社会的な支えが多いグループと少ないグループはほぼ同じで、発症と社会的な支えは関係がないという結果でした。明確な差がみられたのが、脳卒中の死亡リスクです。男女あわせたグループ全体でみると、「支えが少ないグループ」は「とても多いグループ」に比べて、死亡するリスクが1.5倍(図1参照)でした。男女別にみると、女性は「支えが少ないグループ」は「とても多いグループ」に比べて1.3倍(図2参照)ですが、男性は1.6倍にもなり、特に、男性は「支えが少ない」と死亡リスクが高くなりました。 社会的な支えは、脳卒中の疾病予防より、病後の回復にとって重要だということが認識されました。