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気圧調整健康法と低体温
人工的に気圧を調整して空気中の酸素濃度に変化を与えることで、人間の生体防御機構に働きかける「気圧調整健康法」。部屋の気圧を調整することによって細胞の活動を活性化させる調圧ルームの可能性が注目されています。
調圧ルームに入ると、酸素呼吸が活発化することによって体内で熱エネルギーがたくさん発生し、心拍数や呼吸数は増えることなく体温が上がると考えられています。
乳幼児をはじめ、とくに若い世代に増えているといわれる低体温。様々な不調を引き起こす原因にもなる低体温の改善と、気圧調整健康法の可能性についてご紹介します。
「低体温」とは
「低体温」とは平熱が36℃未満の状態を「低体温」といいます。からだ全体が冷えて体温調節機能が正常に働かなくなる状態で、自覚症状を伴わないのが特徴です。
健康的な人の平熱は36.5〜37.1℃(体表面温度)。50年前の日本人の平均体温は36.9℃、現在は36℃前後と下降傾向にあるといわれています。自分の平熱を知るには、日をあけて3〜4日間、起床時・午前・午後・夜の4回体温を測って平均を出します。まずは、自分の平均体温が何℃なのか?を正しく把握しておくことが大切です。
低体温の原因
低体温は、運動不足や食習慣の乱れなどによるエネルギー量の低下が原因で引き起こされると考えられます。熱エネルギーを産生する筋肉機能の低下と、食事からのエネルギー摂取の不足によって血液のめぐりが悪化してしまうからです。
このような状態を改善し、体内のエネルギーを効率よく燃焼させることが、基礎代謝を高め、低体温の改善につながります。
  1. 筋肉量の低下
  2. 冷暖房などが整っている住環境
  3. 運動不足
  4. 過度のストレス
  5. 食習慣の乱れ
  6. 冷たい食べ物や飲み物の過剰摂取
  7. 過度なダイエット
こんな人は要注意
下記の項目に多く当てはまる方は、低体温の可能性があります。  低体温は日々の生活でのちょっとした心がけで改善することができます。生活習慣を見直して、からだ本来の機能を高め、低体温を克服していきましょう。











低体温の改善と気圧調整健康法の可能性
人間のからだは常に体温がほぼ一定に保たれるようにできています。体温が上がると発汗によって熱を発散させて体温を下げ、体温が下がるとからだを動かすことによって体温を上げようとします。このような体温調節機能によって私たちの健康は保たれているのです。
ところが最近は低体温児をはじめ、とくに若い世代に36℃以下の低体温の人が増えているといわれています。平均体温が1℃下がると免疫力は40%近く下がり、逆に1℃上がると5〜6倍も活性化するといわれているように、体温は人間の免疫力に大きく関わっています。低体温になると、血行が悪くなり、免疫力も低下して、疲労やアレルギー、生活習慣病などの多くの病気にかかりやすい状態になります。体温が正常に保たれていれば、人間のからだに本来備わっている免疫システムが正常に働いて、健康が保たれるということにつながるのです。
気圧調整健康法は、人間に本来備わっている自然治癒力を高め、細胞から元気になるという考えから生まれました。「気圧が下がると、気温も下がり、そこにいる人間の体温も下がる」という、これまでの常識を覆し、「一定の条件のもとで低圧状態にすると体温が上がる」という現象を応用しています。生活習慣病やガンなどの克服だけでなく、運動機能の向上や美容など様々な分野への応用が期待されています。
調圧ルーム
調圧ルーム
現在の地球の大気組成は体積百分率で、ちっ素78%、酸素21%、アルゴン0.93%、二酸化炭素0.03%程度という割合です。そして大気中の酸素量は、およそ46億年の地球の歴史の中でも現在の21%が最も多いと考えられています。私たちは呼吸することによって体内に酸素を取り入れますが、消費しているのはその25〜30%と言われています。必要以上に酸素を体内に取り込み、必要なときに余剰分で補うという仕組みができているのです。本来、人間のからだはもっと酸素濃度が薄い条件でも耐えられるはずなのに、実際には酸素不足に陥っている人が非常に多いのが現状です。
調圧ルームは、高度数千メートルの低圧低酸素状態を作り、それを元に戻すということを50分間に数回繰り返します。低圧低酸素の環境では、からだは薄くなっていく酸素をできるだけ取り入れようとします。その状態から気圧を元に戻し、酸素濃度も通常に戻ると、酸素呼吸が活発に行われ、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーがたくさんつくり出される。その結果、体内で熱が発生し、体温が上がるのではないかと考えられます。
実際、調圧ルームに入るとほんの数分間で体表面温度が上がり、継続して入ることで肌の調子が良くなる、爪や髪の毛の伸びが早くなるなどの体感を得ることができます。低体温をはじめ、美容、スポーツなどさまざまな分野への応用が期待される画期的な健康法として、今後のさらなる発展が注目されます。
【取材協力】
アスクレルーム虎ノ門
http://ameblo.jp/ascletora
(2011.11.14)
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