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健康でエコな生活のために──賢い水の活用法
崩壊する「食の安全神話」
賞味期限の改ざん、残留農薬、原産地の偽装表示、事故米の不正規流用など、ここ数年「食の安全」を揺るがすような事件が多発しています。平成20年(2008)8月には、中国の乳業メーカー3社の製品に有害物質であるメラミンが混入していたことが判明、日本のメーカーでもメラミン混入の恐れがある加工食品を回収するなど、海外へもその被害が波及し、世界的な社会不安を巻き起こしています。
高まる「水」への需要
多くの食品で「安全神話」が崩壊していくなか、飲料水を含む「水」に関してもさまざまな問題が表面化してきています。中国など水質汚染や水不足が深刻化している国などと比べ、日本は水が豊富で、さらに水道水がそのまま飲料水として用いることができるという水に恵まれた国です。しかし昨今では、環境破壊などの影響による水質の変化、生活水準の向上などを背景に、ご家庭での浄水器の使用やカルシウムやマグネシウムといったミネラルを含むミネラルウォーターの常用など、「より安全で環境にやさしい水」を求める傾向が強まっています。
こうしたニーズを受けて、現在、さまざまなミネラルウォーターや還元水が市場に出回っていますが、新たに活性水素を多く含む「創生水」が話題となっています。
活性水素を豊富に含む「創生水」
体調の不良は、体内で作られる活性酵素がその原因と言われています。この活性酵素を中和する働きを持つのが活性水素です。活性水素を多く含む水として有名なのは、ドイツ・ノルデナウ(Nordenau)とフランス・ルルド(Lourdes)で採れる水です。はっきりとした科学的な証明はなされていませんが、病気が改善されたといった複数の事例が報告されています。その効き目から一部の人からは「奇跡の水」とも評されていますが、九州大学大学院生物資源環境科学研究科の活性水素量測定によると、「創生水」はこれらの水の2倍以上もの活性水素を含むとされています。そのため、一部の利用者からはアトピーや糖尿病に効果があったという声も寄せられており、科学的な実証はなされていないものの、健康になんらかの良い影響を与える可能性が考えられています。また、「創生水」の特徴として分子集団(クラスター)が他の水より小さいため、油汚れの洗浄にも効果的で、洗剤が不要になるなど環境保全の面でも注目されています。
日常生活で利用する「水」を賢く選ぶ
水質の基準検査が定められている日本では、水道によって安全な水が常に供給されています。しかし、近年の健康志向や自然水ブーム、カビ臭や塩素濃度が気になるなどの理由から、水道水を直接飲む人は年々減少傾向にあり、ミネラルウォーターなどのボトルウォーターの消費量が増加、浄水器・整水器やウォーターサーバーの普及が進んでいます。「水ビジネス」の拡大とともに、さまざまな付加価値を持った水が登場していますが、科学的に証明されていないことが少なくありません。「安全で体に良い水」を利用したい──、まずは自分に合った水かどうかを判断し、毎日の生活で利用する水を上手に選びましょう。
(2008.10.16)
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