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メキシコで集団感染・死者も──新型インフルエンザ
4月24日「メキシコにおいて3月18日〜4月23日までの間に、59例の死亡例を含む854例のインフルエンザ様症状のある患者が発生した」という報道がありました。この時点ではメキシコでブタインフルエンザとみられる症例で、死者も出ていることが確認されていました。また、アメリカテキサス州での感染例も確認され、人から人への感染が疑われ始めました。
その後、世界保健機関(WHO)により、各国の感染者報告がなされ、人から人への感染も確認。ついに4月27日、WHOが発表した警戒レベルは「フェーズ4」、4月30日には各国に早急な対策強化を求める「フェーズ5」に引き上げられました。また同日には、呼称をインフルエンザA型(H1N1)に改めると発表しました。
新型インフルエンザとは?
このたび、ブタインフルエンザが変異し、人から人への感染が認められました。発表のあった新型インフルエンザウイルスはA・H1N1型。通常のヒトインフルエンザ(H1N1)とはAソ連型と呼ばれる株の異なるものです。
これまで、ブタインフルエンザの人への感染事例のほとんどが、感染した豚への直接接触によるものでした。日本においてはブタインフルエンザに罹患した人の事例はないとされていました。人から人への感染が確認されて以後、その感染経路の解明が急がれており、毒性についても明らかになることが待たれます。
新型インフルエンザに感染した場合、その症状は通常のインフルエンザ様を認めるということです。38℃以上の急な高熱や悪寒、頭痛、のどの痛み、倦怠感などの強い全身症状などが出たら発熱相談センター、保健所、地域によっては相談窓口へ連絡し、指定医療機関の紹介を受けましょう。厚生労働省のホームページでは、都道府県における相談窓口を発表しています。感染が疑われる場合、くれぐれも安易に移動等しないことが求められます。
また同省では、通常のインフルエンザ同様に予防対策の励行を呼び掛けています。マスクの準備、手洗い、うがいの徹底を心がけましょう。
食品としての豚肉の扱いに関して、WHOの情報を受けて厚生労働省では「インフルエンザは食品を介しては感染しない。豚肉や豚肉の加工品を食べることによって経口感染するものではありませんので食しても大丈夫。」としています。同様に、メキシコ産の食品に関しても、「インフルエンザは食品を介して感染しないので大丈夫です」としています。

今後も思い込みで行動せず、発表される情報をよく確認し、安全対策に努めてください。
(2009.4.30)
【参考】
厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp
国立感染症研究所・感染症情報センター http://idsc.nih.go.jp/index-j.html
インフルエンザQ&A http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/fluQA/index.html
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