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こうすれば合格する! 合格体験記

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私の教員採用試験対策のスタートは完全に出遅れていました。
3年次の9月に、中学校での1カ月間の教育実習を行い、そこで「教員になりたい!」という思いが確かなものになりました。翌10月から学習を開始したものの、なかなか軌道には乗らず、自分に合った方法で学習を進めることができたのは、3年次2月の特別支援学校での教育実習を終えてからでした。

私の1次試験対策のメインは、特別支援教育の専門教養でした。頻出問題集を繰り返し解くことで力をつけることができたと実感しています。また、わからない用語がでてきた時は、それらを白紙の用紙に書き出して一覧にし、後で調べて、わからないままにしないようにしていました。

教職教養は、大学の「教員採用試験対策講座」で使用したテキストに集中し、予習→受講→復習のサイクルを徹底しました。毎週出てくる重要語句(覚えにくい人名や理論など)をピックアップして暗記カードを作り、電車の中などの空き時間に何度も繰り返し覚えました。暗記カードは、表に単語を、裏にその解説などを書き、その後の学習で関連事項が出てきた時は裏に追記していきました。

論作文に関しては、効率良く学習できたと感じています。まず、東京都の過去問2、3年分を実際に書いてみて、文字数や時間配分の感覚を確かめました。そして、書いた文章を大学の進路相談アドバイザーに添削していただき、文章構成の方法を確立していきました。その後は、典型的な論作文の課題を6題ほど選び、おおまかな記述内容を練って、文章構成の骨組みだけをフローチャートの形で書いておきました。東京都の論作文は、2題中1題を選択して記述する形式のため、あらかじめいくつかの構成案を練っておくことで対応することができると考えたからです。

1次試験対策では、計画的に学習を進めることが重要になります。しかし、すべて計画通りに進めることは、まず不可能です。それにもかかわらず最初の計画にこだわってしまうと、焦りが生じたり、スランプを感じてしまったりします。そこで私は「計画は随時変更・修正するもの」というとらえ方をしました。試験までにやるべきことを逆算して計画を立てる。しかし、日数が進み、やるべきことすべてができないと判断すれば、優先順位の低いものは割合を縮小して計画を立て直す。このようにして、必ずやるべきことをもらさないようにすることが重要だと感じました。

私が教員採用試験に合格することができた理由は、大きく分けて2つあります。

(1) 自分の生活リズムに学習を組み込む
1つ目は、自分の生活リズムの中に学習を組み込み、短時間でも集中して学習できたことです。高校の部活動の外部コーチをやりながらの学習で、決して時間に余裕があったわけではないのですが、部活動が終わってから大学に戻り、大学が閉まる23時まで図書館か研究室で学習すると決めていました。また、電車の中では常に暗記カードを携帯し、繰り返し暗記していました。このようにして、自分の生活リズムに学習時間を組み込めたことが合格につながったと感じています。

(2) 仲間と共に対策する
2つ目は、同じ目標を持った仲間と共に学習できたことです。仲間同士で面接や実技の練習をし、さまざまなディスカッションや情報交換を行いました。そこで、自分自身の教育観や教師観をより明確にすることができました。その経験は、面接試験はもちろん、論作文の試験で「あの時話した事を書こう!」とすぐに心に浮かんだことなどで生かすことができたと強く実感しています。

このページを読んでくれている皆さんの生活リズムや学習方法、受験する自治体はさまざまだと思いますが、上のような私の2つの合格の秘訣は、多くの方々に共通するのではないかと思います。子どもが大好きだという教育に対する熱い思いを胸に、試験までにやるべきことを何度も逆算しながら学習を進めて下さい。
健闘をお祈りしています。

突山さんプロフィール

2009年度教員採用試験合格

採用自治体→東京都

採用校種(教科)→特別支援学校(中高等部保健体育)

受験回数→1回

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