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こうすれば合格する! 合格体験記

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「教師になる」と決意してから10年。今年度の採用試験でようやくスタートラインに立つ権利を得ることができました。決して平坦な道ではなかったですが、多くの方々に支えられ、励まされて苦しい時も乗り越えることができました。

私が本格的に採用試験の勉強を始めたのは、5月からでした。それまでに少しずつ教職教養や一般教養の基礎的な勉強はしていましたが、心のどこかに「なんとかなる」というような意識をもっていたため、なかなか勉強に集中できない日々が続いていました。

そんな私のターニングポイントは、4月下旬に参加した「県別対策ゼミ」です。真剣に教師を目指している方々が多数参加していて、その雰囲気に「自分も負けていられない」という意識が芽生えました。残された時間は少なかったので、効率よく勉強することを心がけて学習に臨みました。

まず、1次試験対策として私が取り組んだのは、過去問題の分析でした。教員採用試験では、自治体により出題傾向が異なるため、幅広い勉強よりも受験する自治体の傾向に沿った勉強の方が有効です。過去問を5年分ほど解いた後、どの分野の問題が出題されているのか、どんな出題のされ方なのか、難易度はどうかなどのポイントに絞って分析をしていきました。月刊『教員養成セミナー』にも自治体ごとの問題分析が掲載されています。その自治体の問題に慣れるという意味でも、過去問を解くことは重要だと思います。

過去問の分析をして出題傾向をつかんだ後は、出題されやすい分野を重点的に勉強しました。教職教養は、主に参考書に書いてあることを自分の言葉でノートにまとめるという学習方法をとりました。参考書をただ読むのではなく、自分の言葉で簡潔にまとめるのは非常に有効だと思います。専門教養は、苦手な教科の問題を中心に、数多くの問題に取り組む方法をとりました。私の場合、以前から理科に苦手意識があったので、中学校時代の理科の教科書を使って基本から復習していきました。専門教養は、いかにたくさんの問題に取り組んできたかが結果につながると思います。

私が教員採用試験に合格することができた理由は、大きく分けて2つあります。

論作文に関しては、時間配分を確認しながら、実際に過去に出題された課題で書く練習をしました。書いた内容も重要ですが、時間内に書き切ることも重要です。時間内に書き切れなければ減点の対象になってしまう恐れがあります。その時間感覚をつかむためにも、決まった時間内で自分の考えを書くという練習は不可欠だと思います。また、どんな課題でも書けるように教育時事を確認して、自分の考えを明確にしておきました。

2次試験の面接対策は、「面接対策ゼミ」に参加した以外には特に何もしませんでした。というのも、その1日の講座に参加するだけで十分だったからです。

受験自治体ごとのクラスに分けられて、そのクラスの中で集団面接と個人面接を本番さながらの形態で練習することができます。面接をした後、的確なアドバイスを頂けるので、自分が修正しなければならない点がはっきりとわかります。さらに他の受験者の方々の面接の様子も見ることができるので、よいところを参考にすることができました。

また、複数の自治体を受験していた私にとっては、このゼミで配布された「面接実施内容 全国版」が大変役に立ちました。各自治体の面接内容(過去の質問内容など)がまとまっているこの資料を参考に、受験する自治体の面接を自分なりに分析し、落ち着いて本番に臨むことができました。

教員採用試験は、最終的には「教師になりたい!」という気持ちの強さの勝負になると思います。ありのままの自分の思いを表現することを意識して、「試験を楽しむ」くらいの気持ちで本番に臨んでください。そうすれば結果は自然とついてくるはずです。皆さんのご健闘をお祈りいたします。

若林さんプロフィール

2009年度教員採用試験合格

採用自治体→名古屋市

採用校種(教科)→小学校

受験回数→1回

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