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教員採用試験の基礎知識

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[実技試験]傾向と対策

実技系の教科には、必ず実技試験が課されます。小学校では、ピアノ・オルガンの弾き歌い(小学校歌唱教材)のほか、水泳、器械運動、ボール運動などが課せられています。中高では、音楽、美術、保健体育、家庭、英語などで専門的な技術が要求されます。また、全受験者に運動能力テストや英会話などを課す自治体もあるので、募集要項をよく確認しておきましょう。

●小学校:

  • ピアノ・オルガン演奏:課題曲は、バイエルピアノ教則70番以上と小学校歌唱共通教材が多い。中でも「とんび」「ふじ山」「おぼろ月夜」「まきばの朝」の出題が目立つ。評価のポイントは、①読譜力、②表現力、③テンポ感などである。
  • 弾き歌い:課題曲は、歌唱共通教材がほとんど。評価の観点は、①伴奏がしっかりしているか、②歌詞を明瞭に発音しているか、③リズムや音程は正しいか、などである。
  • 水泳:課題は、クロールまたは自由な泳法で25mという自治体が多い。多くは定められた距離を泳ぎきること、子どもの模範となるようなフォームで泳ぐことを重視している。
  • 器械運動:マット運動は、前転、後転、開脚前転、開脚後転などの連続技が課題となる。鉄棒は、逆上がり、腕立て前回り・後ろ回りなど。そのほかに、跳び箱が課される。
  • その他の運動:ジグザグドリブル、バスケットボール、サッカー、バレーボールなどのボール運動を課す例がある。また、ハードル走、持久走、走り高跳びなどの陸上運動を課す自治体もある。ほかに、縄跳び、ダンス、体つくり運動を課す自治体もある。
  • 英会話実技:小学校の実技として英会話を導入する自治体が増えている。学習指導要領の改訂により小学校に外国語活動が取り入れられたことがその背景。英会話実技はほとんどが面接形式で行われ、面接官にALTが加わる。簡単な自己紹介を英語で述べた後、ALTからの質問に答える形式が多く、実施時間は5分程度の場合がほとんど。

●中高音楽:
「器楽」「弾き歌い、声楽」「聴音、新曲初見視唱・視奏」「即興演奏、伴奏付け」などが課される。

●中高美術:
課題の多くは「デッサンと水彩画」で、本番では2時間程度で描くのが一般的である。中には粘土を使って立体を表現させ、さらにそれをデッサンさせる自治体もある。

●中高家庭:
「食物と被服(和裁、洋裁)領域」からの課題がほとんど。食物では簡単な日常食の調理、被服では手縫いやミシン縫いによる幼児服や日常着などの製作が多い。

●中高保体:
「水泳」「陸上競技」「器械運動」「球技」が主に課される。ほかに、柔道、剣道、ダンスのいずれか1つを選択させる自治体も多い。

●中高英語:
「リスニング」「英会話、ディスカッション」が課される。英会話は現在、最も多くの自治体で実施されている実技。ほとんどは面接形式で、ネイティブスピーカーを加えた3人程度の面接官が評価する。