特集1 来夏はコレが出る! 知らなきゃマズイ教採出題6大トレンド
教員採用試験で問われる内容は、膨大です。学習をし始めた人の中には、「どこから対策したらよいか分からない」という人も多数いることでしょう。すべてを網羅するように学習する? それでもよいですが、大変な時間と労力が必要です。それよりも、近年の教員採用試験でよく出題されている「トレンド的テーマ」から学習する方が圧倒的に効率的です。
トレンド的テーマは、社会情勢や教育課題の変化などで、各自治体が「教員志望ならこれは知っておいてほしい」という知識です。例えば、「児童虐待」。近年、児童虐待による悲惨な事件が全国的に相次いでいます。そうした社会情勢を反映してか、2019年夏実施試験では児童虐待の出題は非常に目立ちました。当然、来夏試験に向けても対策は必須です。または「いじめ」。文部科学省の調査では、いじめの認知件数は毎年過去最多を更新し続けています。教員にはいじめ防止のための知見が欠かせず、近年の試験では実によく出題されています。
このように、教採には、押さえるべきポイントが存在するのです。今号では、長年教員採用試験を分析してきた編集部が、来夏に向けて絶対押さえておくべきテーマを6つ取り上げ、解説していきます。まずはこれらを対策し、教採合格のためのベースを作っていきましょう。