山形県教育委員会は、12月18日、ホームページで「山形県公立学校教員選考試験についてのお知らせ」として、令和４年度（令和３年＝2021年実施）の採用試験における変更点等を公表した。
今回公表された変更点は「新型コロナウイルス感染症対応による試験内容の変更」「講師等特別選考の志願資格の変更」「大学推薦特別選考の新設」の３点。

「新型コロナウイルス感染症対応による試験内容の変更」については、感染症防止対策として「三つの密」を避け「人と人との距離を確保」することができるようにするため、１次試験での「集団討議」と保健体育の実技試験における「水泳」、２次試験での「模擬授業等」の実施を取りやめる。
これに伴い試験日程についても、１次試験についてはこれまで土曜日と日曜日の２日間かけていたものが１日のみに。２次試験については指定日の全日を使っていたものが半日（小学校と特別支援学校小学部は２次での実技試験を別日に実施）に短縮される。

「講師等特別選考の志願資格の変更」については、年齢にかかわる資格要件が、一般選考と同様になる。

「大学推薦特別選考の新設」については、山形県公立学校教員として勤務することを第一志望とし、推薦の対象となる校種等（教科・科目）に対応する教諭一種普通免許状取得の課程認定を受けている大学又は教諭専修普通免許状取得の課程認定を受けている大学院もしくは教職大学院（以下「大学等」）が対象で、各大学等において各校種等（教科・科目）につき1名（大学院を置く大学においては、大学及び大学院それぞれから各校種等（教科・科目）につき1名）を推薦することができる。
なお「大学推薦特別選考」対象者は、１次試験の「教職教養・一般教養」が免除となる。

これら変更点のほかに、令和４年度（令和３年＝2021年実施）の試験スケジュールの予定についても示され、１次試験は7月17日（土）に、２次試験は9月14日（火）〜16日（木）におこなう予定としている。

また、例年実施していた「大学別説明会」と東京・仙台・山形で実施していた「教員選考試験ガイダンス」については、新型コロナウイルス感染症防止対策として、多くの方が移動し、同一会場に集まる機会を避けるため、zoomを利用したオンライン説明会として複数回実施する予定としている。



山形県教育委員会・山形県公立学校教員の採用について
https://www.pref.yamagata.jp/700026/bunkyo/kyoiku/kyoin/saiyouzyouhou.html

山形県教育委員会・山形県公立学校教員選考試験についてのお知らせ（教員選考試験の変更点等）（PDF）
https://www.pref.yamagata.jp/documents/4981/1218henkou.pdf