長野県教育委員会は12月10日、令和5年度採用(令和4年=2022年実施)長野県教員採用選考についての変更点を公表した。
変更点については、本ホームページにてお伝えした 「令和5年度長野県教員採用選考の変更点(案)」の内容にそったものとなっている。
試験日程については、1次選考ではこれまでの7月第2週から第1週へ(※令和4年度試験では7月10、11日実施〈7月第2週の土日〉。令和5年度の試験を7月第1週の土日に当てはめると7月2、3日が該当する)、2次選考は8月第3週を第2週へと、それぞれ1週間繰り上げるほか、合格発表についても、1次選考はこれまでの8月上旬から7月下旬へ、最終発表は10月上旬から9月下旬へと、それぞれ繰り上げる。
また、高校の試験については、県外および県内遠隔の受験者の移動負担の軽減をはかるため、現在2日間で実施している1次選考について、2日目に実施している「集団面接」を2次試験に移行して「個人面接」と同日で実施するほか、2日間に分けて実施している「適性検査(MMPI・クレペリン)」を1日にまとめて行うことによって、1次試験については1日で完結する日程に変更される(小・中・養の1次試験については、従来通り2日間での実施)。
試験日程以外の変更点としては、県内小・中学校で学級担任経験のある講師を対象に小学校教諭を受験する場合の1次試験の免除や、大学推薦選考の拡充が行われる。
「県内小・中学校で学級担任経験のある講師を対象に小学校教諭を受験する場合の1次試験の免除」については、学級担任を一定期間経験したことを評価し、現場指導と並行した受験に対する負担を軽減し、実績のある即戦力となる講師の受験を促すことを目的としており、以下の条件に該当するものが対象者となる。
・県内の小・中学校で直近2年間の学級担任(特別支援学級を含む)経験がある
・選考年度も県内の小・中学校で学級担任を務めている
・小学校の学級担任の経験がある
また、「大学推薦選考」については、推薦条件のうち中学校教諭免許状について「2教科以上の免許を有している者(取得見込を含む)」を「複数免許が望ましい」に緩和するほか、小学校1種及び中学校教諭免許状が取得できる大学等で、直近3か年の大学別受験者数及び合格者数の実績が一定数ある大学等を指定して推薦を依頼する方向で指定校を拡大する。
長野県教育委員会・令和5年度公立学校教員採用選考の変更点について(PDF)
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/koko/saiyo-nyuushi/joho/documents/r5saiyousenkohenkouten.pdf
長野県教育委員会・令和5年度公立学校教員採用選考情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/koko/saiyo-nyuushi/joho/kokokyoinsenko05.html