2022.03.15

採用試験関連

富山県 令和5年度(令和4年=2022年実施)試験の変更点を公表

富山県教育委員会は3月11日、令和5年度(令和4年=2022年実施)富山県公立学校教員採用選考検査の変更点を公表した。

今年度試験での変更点としては下記の通り。
①家庭事情等により退職された教員の復職を促進するため、「定年前離職者を対象とした特別選考」を新設する。富山県の公立学校教員採用選考検査に合格し、教諭、養護教諭又は栄養教諭として、3年以上の勤務経験(休職、育児休業等の期間を除く。)を有し、退職日から10年を経過していない方が対象で、対象者は1次試験を免除する。
②特別選考の「大学推薦」枠について、富山県教育委員会が指定する大学(これまでは富山大学、富山国際大学)数を拡大し、直近3カ年における採用実績に応じて県外大学へも推薦枠を新設する。また、富山県と就職支援協定を締結している県外大学への推薦枠(1名)も新設する。
これらの推薦枠については、これまでの「小学校」に加え「中学校・高等学校(国語・理科・家庭・農業・水産・福祉)」「特別支援学校A」を志願する者も対象とする。
このほか、中高「工業」「情報」「技術」の志願者を対象とし、これらの免許状取得に関する課程認定を受けている全国全ての大学(大学院、教職大学院を含む)から推薦を受け付ける。推薦人数は各大学あわせて2名以内。
③「社会人経験B」(一定の条件を満たせば、教員免許状を有さない社会人経験者が受検可能)の受験種目・教科(科目)に「家庭」(専門調理師資格保有者又は、調理師資格保有者で5年以上の実務経験のある方など)、 「農業」(農業分野における5年以上の実務経験のある方など)、「水産」(3級海技士(機関)資格保有者で5年以上の実務経験、または学士以上の学位を授与されたもので水産分野における5年以上の実務経験のある方など)、「技術」(技術分野における5年以上の実務経験のある方など)を追加する。また、「工業」の受検要件についてこれまで「修士」以上としていたのを「学士」以上の学位で受検を可能する。
④情報の知識を有する教員採用を促進するため、情報処理技術者試験((独)情報処理推進機構)合格者(基本情報技術者試験も含む)を第1次検査の加点対象に追加する。

なお、詳細は、4月下旬〜5月上旬に交付予定の令和5年度富山県公立学校教員採用選考検査実施要項に掲載される。



富山県教育委員会・富山県公立学校教員採用選考検査変更点について
https://www.pref.toyama.jp/3001/kurashi/kyouiku/gakkou/kyouin/saiyou/senkoukensa/20220311henkouten.html