2024年実施教員採用試験の最終合格者がほぼすべての自治体で発表されました。編集部では自治体に採用試験の実施状況に関する独自調査を実施。2024年実施教員採用試験の最終選考倍率を、自治体別・校種別にまとめて掲載します。
さらに、各自治体の志願者数、受験者数、1次合格者数、2次合格者数、採用予定者数、3年生受験のデータについても一覧表でお届けします。
2024.12.02
2024年実施教員採用試験の最終合格者がほぼすべての自治体で発表されました。編集部では自治体に採用試験の実施状況に関する独自調査を実施。2024年実施教員採用試験の最終選考倍率を、自治体別・校種別にまとめて掲載します。
さらに、各自治体の志願者数、受験者数、1次合格者数、2次合格者数、採用予定者数、3年生受験のデータについても一覧表でお届けします。
2024年実施教員採用試験は、受験者数は10万6,652人(2023年11万2,242人)、最終合格者数は4万0,017人(同3万5,309人)。昨年から、受験者数は減少しましたが、合格者数は増加しています。そのため、全国平均の選考倍率は2.7倍(同3.2倍)となり(下図参照)、昨年よりさらに減少し下降が続いています。また、3.0倍を下回った自治体は、2023年は27自治体でしたが、今年は33自治体に増加しています。
※ 文中の2023年の選考倍率は受験者数と採用者数で算出。24年の選考倍率は受験者数と2次合格者数(最終合格者数)で算出。選考倍率の算出には採用者数及び最終合格者数が未確定の自治体は計算に入れていない。
ただし倍率は、校種によって大きく変わります(下図「校種別選考倍率」参照)。さらに、自治体・校種別に選考倍率を見ると、1.0倍から約50倍までバラつきがかなりあります(「自治体・校種別最終選考倍率」参照)が、全国平均の校種別選考倍率は昨年と比較すると、すべての校種で下がっていることが分かります。
また、今年は40自治体で実施された大学3年生受験のうち、2次試験が実施された横浜市、新潟県、奈良県などの選考倍率は、それぞれ1.1倍、1.3倍、4.6倍となっており、自治体にはよりますが、比較的倍率が低いため受験生にとってはチャレンジする価値があるといえそうです。
「全国最終合格者数」の表もあわせて確認し、志望する自治体の採用状況の詳細を把握しましょう。
※ 文中の2023年の選考倍率は受験者数と採用者数で算出。24年の選考倍率は受験者数と2次合格者数(最終合格者数)で算出。選考倍率の算出には採用者数及び最終合格者数が未確定の自治体は計算に入れていない。
2024年実施教員採用試験 最終合格者数一覧
2024年実施教員採用試験 自治体・校種別倍率一覧
※ 本記事は教員養成セミナー2025年1月号に掲載(2024年11月1日時点)。
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