2020.03.19

2018年度(2017年夏実施)教員採用試験 最終合格者数DATA

2018年度(2017年夏実施)教員採用試験の最終的な合格者数が発表されました。編集部が自治体を対象に実施した調査結果を基に、2018年度試験の最終選考倍率を、自治体・校種別にまとめて掲載。一覧表では、各自治体の志願者数・受験者数・1次合格者数・2次合格者数(最終合格者数)・採用予定者数も一挙掲載します。

全国平均の選考倍率は4.6倍

2018年度教員採用試験は、受験者数は約16万人(前年度約16万5,000人)、最終合格者数は3万5,057人(同3万3,850人)。受験者数が減少した一方、最終合格者数は増加した結果、全国平均の選考倍率は4.6倍(同4.9倍)となりました(下図参照)。

※ 文中の2017年度・2018年度試験の選考倍率は受験者数と2次合格者数(最終合格者数)で計算。

※ 右図における2009~2017年度の選考倍率は受験者数と採用者数で計算。2017年度の倍率は、受験者数と採用者数で改めて計算した結果、5.3倍に上昇。

自治体別、校種別、教科別の倍率に注目

自治体別の最終選考倍率は、3~5倍台の自治体が大半を占めています。なかでも3倍台の自治体が最も多く、6倍台以上の自治体は数えるほどという結果になりました。(リンク参照)。

校種別の全国平均倍率(下図参照)を見ると、小学校3.0倍(前年度3.3倍)、中学校6.0倍(同6.4倍)、高等学校7.7倍(同7.4倍)、養護教諭6.3倍(同7.0倍)、栄養教諭7.3倍(同7.2倍)、特別支援学校3.4倍(同3.7倍)。近年続いている倍率の低下傾向は、2018年度も継続しています。小学校では2倍台の自治体も多く見られ、新潟県(1.8倍)、福岡県(1.6倍)など、1倍台をマークした自治体も見られます。一方、中学校や高等学校、養護教諭、栄養教諭では自治体によるバラつきが大きく、中学校で3~12倍台、高等学校で3~20倍台、養護教諭では2~43倍台、栄養教諭で2~43倍台に分布しています。さらに、中学校・高等学校では教科によっても倍率は大きく異なってくるので、一覧表で、志望する自治体・教科の倍率を確認しておきましょう。