2024.02.19

採用試験関連

茨城県 令和7年度採用(令和6年=2024年実施)選考試験の実施要項を発表

茨城県教育委員会は2月19日、令和7年度採用(令和6年度=2024年実施)茨城県公立学校教員選考試験の実施要項等を発表した。

茨城県の1次試験(一般選考)は5月12日(日)、2次試験は7月6日(土)7日(日)に行われる。また、結果の発表は1次が6月10日(月)、2次は8月9日(金)の予定となっている。
茨城県では、すでに令和7年度試験の日程については、民間企業等における採用活動の実態等を踏まえるとともに、大学生の教育実習期間などを考慮してこれまでよりも早期化し、おおむね1カ月程度前倒しとなる日程で実施することを公表していたが、今回、2次試験や合格発表等のスケジュールが発表され、いずれも前年度試験より1ヶ月以上前倒しのスケジュールとなった。
出願期間は3月1日(金)午前9時から29日(金)午後5時までで、原則として電子申請で行う。
(※離職者特別選考・スペシャリスト特別選考、前年度第2次試験合格者を対象とした特別選考は郵送のみ〈日程等は下記参照〉。大学等推薦特別選考については大学等で取りまとめて郵送。また、特例や加点申請等で証明書類の提出が必要な場合には、別途書類の郵送が必要)
なお、1次試験については、前年度試験と同様に茨城県内のほか、東京・仙台・名古屋・大阪・福岡の5都市でも実施する。

【令和7年度試験(2024年実施)の日程(一般選考)】
出願期間:3月1日(金)〜29日(金)
1次試験:5月12日(日)
1次結果発表:6月10日(月)
2次試験:7月6日(土)、7日(日)
2次結果発表:8月9日(金)
 
※参考:令和6年度試験(2023年実施)での日程(一般選考)
出願期間:3月22日〜5月8日
1次試験:7月19日
1次結果発表:8月2日
2次試験:8月18日〜20日
2次結果発表:9月29日

また、特別選考と実習助手の試験日程については、今回の試験より実施する「前年度第2次試験合格者を対象とした特別選考」は5月12日(日)。「離職者を対象とした特別選考」「スペシャリストを対象とした特別選考」「実習助手選考」は9月29日(日)にそれぞれ実施する。
結果の発表は、前年度第2次試験合格者を対象とした特別選考が6月10日(月)。離職者を対象とした特別選考、スペシャリストを対象とした特別選考、実習助手選考は10月16日(水)の予定となっている。
出願については、特別選考についてはいずれも郵送による出願で、受付期間は前年度第2次試験合格者を対象とした特別選考が2月26日(月)~3月8日(金)また、離職者を対象とした特別選考とスペシャリストを対象とした特別選考が8月2日(金)~30日(金)まで、最終日の消印有効となる。実習助手については電子申請による出願で、受付期間は8月26日(月)午前9時〜30日(金)午後5時までとなる。


実施要項で公表された、今年度試験からの主な変更点(日程面を除く)は下記の通り。

①第1次試験「専門教科・科目」の試験内容変更
・中学校「英語」について、高等学校「英語」と同様に、すべて英文での出題とする。
・高等学校「情報」について、記述方式からマークシート方式に変更する。

②第2次試験の試験内容変更
「小論文」「集団討論」「個人面接」による試験構成を見直し、「模擬授業又は集団活動」「個人面接」による試験構成に変更し、小論文を廃止する(口述・実技試験については変更なし)。
模擬授業(小学校・中学校・高校・養護・栄養で実施)については、指定されたテーマに沿って、導入から展開にかけての最初の10分間を模擬授業として行う。また、集団活動(特別支援学校で実施)については、指定されたテーマに沿って、8名程度のグループによる協働作業を行う。なお、模擬授業のテーマについては5月下旬ごろに茨城県教育委員会のホームページで公開する予定としている。

③電子申請による出願方法の簡略化
志願書の様式を見直し、電子申請による志願書作成の簡略化を実施する。この変更に伴い、志望動機など面接試験に関わる内容は、2次試験に向けた申請時(1次試験結果発表後)に作成することになる。

④一般選考の特例「国際貢献活動等経験者の一部試験(教職専門試験)の免除」の受験資格の拡充
新たに在外教育施設における勤務経験を有する者(在外教育施設の認定等に関する規程〈平成3年文部省告示第114号〉に基づき認定されている在外教育施設において、継続して2年以上の教育活動に従事した経験を有する方。なお、令和7(2025)年4月1日採用時点での経験が2年以上になる方も、受験資格を満たしているものとみなす)を対象に追加する。

⑤一般選考の特例「社会人経験者の一部試験(教職専門試験)の免除」の出願時提出書類の簡略化
出願時に提出を求めていた「勤務実績証明書」の提出時期を、出願時から2次試験合格発表後に変更する。

⑥加点制度の提出書類の簡略化
教員免許状等の写しを提出する際に求めていた原本証明を廃止する。また、試験日程の前倒しに伴い、取得見込証明書の提出時期を出願時から1次試験当日に変更する(既得の資格や教員免許状については、出願時に提出)。


今回の試験での採用予定者数は、小学校410名(前年度410名)、中学校280名(同280名)、高校130名(同130名)、特支110名(同100名)、養護33名(同21名)、栄養2名(同3名)となっている。このほか、実習助手選考で高校3名、特別支援学校1名の採用を予定している。



茨城県教育委員会・令和7年度採用茨城県公立学校教員選考試験実施要項等
https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/about/teacher/saiyo/download/

茨城県教育委員会・令和7年度採用 茨城県公立学校教員選考試験実施要項(PDF)
https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/wp-content/uploads/2024/02/youkou2.pdf

【参考】茨城県 「前年度第2次試験合格者を対象とした特別選考」の実施要項を公表
https://book.jiji.com/information/news/news-10597/