大分県教育委員会は9月10日、令和７年度（令和６年度実施）大分県公立学校教員採用選考試験の「秋選考試験」の実施要項を発表した。

大分県の秋選考試験については、当初は今夏実施の選考試験で「特別選考Ⅳ（他県教諭特別選考）」の合格者数が採用予定者数に満たなかった場合に実施予定としていたが、特別選考Ⅳに加えて、今夏実施の試験で受験者がなかった教科（高校の工業〈土木〉と水産〈機関〉）についても「一般選考」として実施する。

募集対象および採用予定者数は、特別選考Ⅳ（他県教諭特別選考）では「小学校（20名）」「中学校（11名）」「高等学校（4名）」「特別支援学校（15名）」「養護教諭（1名）」「栄養教諭（1名）」。一般選考では高校の「工業（土木）」で2名、「水産（機関）」で1名としている。

主な出願資格は、昭和40年4月2日以降に生まれた者で、試験区分に応じた教員普通免許状を保持（令和7年3月31日までに取得見込みを含む）し、大分県内のどこにでも赴任できる者。また、特別選考Ⅳの出願者については、大分県を除く都道府県または政令指定都市が実施する教員採用選考試験に合格し、公立の学校又は国立大学法人が所管する学校の正規教員（志望する試験区分と同一区分に限る。臨時的任用の者は除く）としての勤務期間が令和7年3月31日現在３年以上（休職・育児休業の期間を除く）あり、現在、公立の学校もしくは国立大学法人が所管する学校の正規教員または都道府県教育委員会若しくは市区町村教育委員会の正規職員（臨時的任用の者は除く）として勤務している者（ただし、出願時において病気等で休職中の者を除く）としている。

試験内容は今夏実施の試験と同様で、特別選考Ⅳは面接Ⅱ（個人面接）のみ、一般選考では１次試験で筆記試験（教養試験、専門試験）、２次試験では模擬授業および面接Ⅰ（模擬授業に関する質問）、面接Ⅱ（個人面接）をそれぞれ実施する。

試験日および出願受付期間は特別選考Ⅳと一般選考でそれぞれ異なり、試験日については特別選考Ⅳが2024年11月9日（土）、一般選考の１次試験が2024年12月15日（日）、２次試験が2025年1月19日（日）にそれぞれ行われる。結果の発表は特別選考Ⅳが2024年11月25日（月）、一般選考の１次試験が2024年12月23日（月）、２次試験が2025年2月3日（月）にそれぞれ行われる。

出願の受付期間は、特別選考Ⅳが9月20日（金）9時から10月21日（月）17時15分まで、一般選考が9月20日（金）9時から11月25日（月）17時15分までで、原則としていずれも大分県電子申請システムを利用したインターネットによる出願となる（※特別選考Ⅳについては、出願締切日までに別途郵送または持参による必要書類の提出が必要）。



大分県教育委員会・令和７年度大分県公立学校教員採用選考試験『秋選考試験』（令和６年度実施）
https://www.pref.oita.jp/site/kyoiku/r7oitakyoin-akisenko.html

大分県教育委員会・令和7年度大分県公立学校教員採用選考試験（秋選考試験）実施要項（PDF）
https://www.pref.oita.jp/uploaded/attachment/2223033.pdf