福岡県教育委員会は2月3日、「令和8年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験における前年度からの主な改善事項について」として、令和7年度(2025年度)に実施する福岡県公立学校教員採用候補者選考試験の変更点を公表した。
今回公表された主な変更点(改善事項)は以下の通り。
①教職等経験者特例の拡充
教職等経験者特例のうち「正規教員・講師等経験者特例」の勤務経験について、勤務先をこれまで福岡県内(福岡市・北九州市を含む)の国公立学校(小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校)に限定していたものを、「国公立・私立を問わず本県(福岡県)以外の学校における」正規教諭、常勤講師、非常勤講師等の勤務経験とするとともに、必要勤務年数についてもこれまで過去10年において通算2年以上または過去3年において通算1年以上としていたのを「過去10年において通算1年以上」に変更する。
②元正規教員特別選考の拡充(「元県内正規教員特別選考」から改称)
これまで勤務先を福岡県内(福岡市・北九州市を含む)の国公立学校に限定していたものを、「国公立・私立を問わず本県以外の学校における」正規教諭の勤務経験とするとともに、必要勤務年数についてもこれまで通算5年以上としていたのを「通算3年以上」に変更する。対象の拡大に伴い、名称も元県内正規教員特別選考から「元正規教員特別選考」と改める。
③小学校教員の2次試験における試験項目の変更
試験区分が小学校教員(一般)の2次試験での試験項目のうち「英会話実技」を廃止する。
福岡県教育委員会・令和8年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験における前年度からの主な改善事項について
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/saiyousiken51.html
福岡県教育委員会・令和8年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験 における前年度からの主な改善事項(PDF)
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