2025.12.15

採用試験関連

熊本県 令和9年度(令和8年=2026年実施)採用試験の変更点を公表。大学3年生等対象の早期特別選考を実施へ

熊本県教育委員会は12月15日、ホームページに「令和9年度熊本県公立学校教員採用選考考査の主な変更点及び日程について」として、令和9年度(令和8年=2026年実施)採用試験での主な変更点及び試験日程を公表した。
今回公表された変更点は以下の通り。

①大学3年生等対象の早期特別選考の実施
大学3年生等(※)を対象とした「早期特別選考」を、小学校・中学校・特別支援学校(学級)で実施する。大学3年次に1次試験および2次試験を実施し、2次試験の合格者には令和9(2027)年3月に最終面接を行い、合格者は令和10(2028)年度の教員採用候補者名簿に登載される。
なお、2次試験及び最終面接で不合格となった場合でも、2027年に実施する令和10年度試験の1次試験すべてを免除する。
(※大学3年生等:令和8年4月1日現在、大学及び短期大学の最終年次の1年前に在籍し、令和10年3月31日までに卒業見込み、かつ、教員免許状取得見込みの者〈科目等履修生は対象外〉)

②他自治体の大学3年次選考合格者を対象とした選考の導入
他自治体における大学3年次選考(令和7〈2025〉年度に実施した試験)合格者に対し、熊本県での受考機会を大学4年次に提供する。対象となる校種は、小学校、中学校(保健体育を除く)、特別支援学校(学級)で、対象者は他自治体での3年次合格実績を確認の上で、熊本県の1次試験のすべてを免除する。

③大学等推薦特別選考の対象校種・教科に「特別支援学校(学級)」及び「中学校技術」を新たに追加する。

④他県等現職者を対象とした選考のうち「同校種・同職種・同教科等で通算3年以上の勤務経験」がある他県等の現職者(高等学校教諭等は除く)については、これまでの1次試験の全免除に加え、2次試験における論述(筆記)も免除する(※試験は「個人面接」のみ(小・中学校は模擬授業も含む)となる)。

変更点についての詳細は、4月上旬頃に発表する実施要項に掲載される(令和8年度試験では4月7日に公表)。

また、熊本県の試験日程は、第一次考査(1次試験)は2026年6月14日(日)、第二次考査(2次試験)は7月下旬(前年度試験では7月27日〜8月1日)に実施する予定で、ほぼ昨年度試験と同様の日程となる見込みとなっている。



熊本県教育委員会・令和9年度 熊本県公立学校教員採用選考考査の主な変更点及び日程について(PDF)
https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/life/252948_756201_misc.pdf