鹿児島県教育委員会は12月16日、令和9年度(令和8年=2026年実施)鹿児島県公立学校教員等採用選考試験の変更点をホームページで公表した。
鹿児島県の令和9年度試験については、すでに主な試験スケジュールについては発表されているが、今回公表された主な変更点は以下の通り。
1・特別選考について
①「現職教員特別選考」の対象を拡大し、対象校種をこれまでの「他都道府県又は政令指定都市の公立学校等(私立学校は除く)」から「小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校又は高等専門学校」とする。
②「大学推薦特別選考」の対象を、これまでの「小学校、中学校,特別支援学校」に加えて、高等学校の「工業」「商業」「農業」「家庭」も対象とする。
③「中・高英語特別選考」の対象要件を「CEFR B2」(英検準1級相当以上)から「CEFR C1」(英検1級相当以上)に変更し、対象校種もこれまでの中学校、高等学校に加えて「特別支援学校(中等部・高等部)の外国語(英語)」も対象とする。
2・その他
①高等学校「情報」の受験資格について、これまで高等学校の「情報」の普通免許状及び高等学校の「国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語」のうち1教科以上の普通免許状を所有していることを受験資格としていたのを、今回より、高等学校「情報」の普通免許状のみを所有していれば、受験可能とする。
②加点申請の対象者に「基本情報技術者試験相当以上の国家資格合格者」を新設し、該当者には「20点」を加点する。
③「大学院等進学希望者及び在学者の特例」の猶予期間(最長2年間)について、大学院等で小学校教諭の免許状取得を希望する者に対しては、採用期間の猶予を最長3年間とする。
なお、試験要項については、12月下旬にホームページにて公表予定としている(※令和8年度試験では2024年12月27日に公表)。
鹿児島県教育委員会・令和9年度鹿児島県公立学校教員等採用選考試験の変更点について
https://www.pref.kagoshima.jp/ba03/kyoiku/saiyo/shiken/r9henkoutenn.html
【参考】鹿児島県 令和9年度(令和8年度=2026年実施)1次試験は6月14日に実施。九州の1次試験日程は3パターンに(2025.10.16)
https://book.jiji.com/information/news/news-14779/