2025.12.16

採用試験関連

山形県 令和9年度採用試験(令和8年度=2026年実施)の変更点・試験日程等を公表

山形県教育委員会は12月16日、ホームページで「山形県公立学校教員選考試験についてのお知らせ」として、令和9年度(令和8年度=2026年実施)採用試験における変更点や試験スケジュール等を発表した。

令和9年度試験からの主な変更点は以下の通り。
①元職教員特別選考、現職教員特別選考における出願要件の緩和
前回の試験(令和8年度採用試験〈2025年実施〉)より「小学校または中学校での勤務経験者(3年以上)は、該当免許があれば、小学校または中学校へ出願できる」としていたのを、「小学校、中学校、特別支援学校での勤務経験者(3年以上)は、該当免許があれば、小学校、中学校、特別支援学校へ出願できる」として、特別支援学校も対象とする。

②東京会場(一次試験)における対象校種、教科・科目の拡大
1次試験のうち、東京会場で受験可能な教科として中学校・特別支援学校中学部の「技術」を追加する。
(※令和8年度試験での東京会場で実施した校種・教科は、小学校と特別支援学校小学部、中学校と特別支援学校中学部の国語・理科、高等学校の国語・情報・機械・電気・土木・工業化学・商業。なお、令和9年度試験での東京会場における高等学校の対象教科・科目については、実施要項にて公表予定。また、東京会場で受験可能な選考区分は「一般選考」「大学推薦特別選考」「元職教員特別選考Ⅱ」「現職教員特別選考Ⅱ」の予定)

③秋選考の本格実施
令和8年度試験で小学校を対象に実施した「秋選考」(元職教員特別選考Ⅲ、現職教員特別選考Ⅲ)を令和9年度試験より本格実施する。
選考を行う校種は、小学校、中学校、特別支援学校のうち秋選考の実施要項(10月下旬公表予定)で示す校種、教科・科目で、対象区分は令和8年度と同様に、元職教員特別選考Ⅲ、現職教員特別選考Ⅲ。試験日は12月上旬を予定している(令和8年度の秋選考は11月23日に実施)。

④加点制度の拡大
大学推薦特別選考での加点について、3年次特別選考A合格者への加点(10点)としていたのを、大学推薦特別選考に出願した者へ加点(10点)を行い、3年次特別選考A合格者に対しての加点は「15点」とする。

⑤小学校英語の採用枠終了
小学校英語の採用(学級担任または英語の専科指導教員等として、小学校における英語教育を推進する役割を担う教諭を採用)については令和10年度採用試験(2027年実施)までとし、それ以降は実施しない。なお、中学校または高等学校の英語の普通免許状を有する者(取得見込みの者を含む)への加点については継続予定。

⑥適性検査のオンライン化
これまで2次試験において紙面による適性検査を実施していたのを、1次試験合格者に対し、2次試験前にオンラインによる適性検査を実施する。

なお、山形県の試験日程は、1次試験が2026年7月11日(土)、2次試験は9月1日(火)〜3日(木)に行われる。実施要項の公表は4月中旬、電子申請出願受付は4月中旬〜5月中旬を予定している(※令和8年度試験では4月18日に実施要項を公表し、4月21日〜5月14日まで出願受付)。
また、秋選考については12月上旬に試験を行う予定としている。

山形県の発表により、東北エリア(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の各県と仙台市)の令和8年度試験の1次試験はすべて7月11日の実施となる(一部の自治体は翌12日に実技試験を実施)。



山形県教育委員会・令和9年度採用(令和8年度実施)山形県公立学校選考試験についての変更点のお知らせ(PDF)
https://www.pref.yamagata.jp/documents/49829/jinenndohenkou.pdf

山形県教育委員会・令和9年度採用山形県公立学校教員選考試験(令和7年度実施)
https://www.pref.yamagata.jp/700026/bunkyo/kyoiku/kyoin/r9saiyo.html