2020.12.10

採用試験関連

名古屋市 来年度実施の採用試験の変更点を公表

名古屋市教育委員会は、12月9日「令和3年度実施 名古屋市公立学校教員採用選考試験に関するお知らせ」として、令和3年度実施(2021年実施)の名古屋市公立学校教員採用選考試験における変更点を公表した。
今回公表された変更点は「1次試験の集団面接を廃止」「中高「保健体育」実技の2次試験での実施」「障害者特別選考の試験内容の変更」「特例の見直し」の4点。

1次試験については、集団面接の廃止に伴い、実技試験を実施する教科を除き、原則として筆記試験(小論文、総合教養、専門)のみとなる。
なお、中学校・高校の「保健体育」の実技試験は、従来の1次から2次試験での実施に変更される。
「障害者特別選考」では、2次試験での個人面接に加えて、採用した場合の配慮事項等の聞き取りを別途行う。

今回「特例」については大きく見直しが行われ、新たに「子育て理由退職者」を対象とした特例を新設(出願時に子育てを理由に退職して6年以内の者が対象で、2次の口述試験〈個人面接・集団面接〉のみ実施)するほか、「名古屋市立小学校における新たな運動・文化活動」の指導者を対象とした特例の追加(1次試験の「総合教養」の成績に加点)、また「なごや教職インターンシップ経験者」「土曜学習いきいきサポーター経験者」特例については令和2年度を活動期間に含める場合についての緩和措置を実施する(「なごや教職インターンシップ」は「1年間に30回以上、または2年間に50回以上」を「1年間に20回以上、または2年間に40回以上」に緩和。「土曜学習いきいきサポーター」は活動回数を「12回以上」から「8回以上」に緩和)。
このほか、講師経験者やスポーツや芸術等の分野で優秀な成績を収めた者を対象とした特例要件の変更や、名古屋市以外で本務教員をしている者を対象にした特例の試験内容の変更、英会話能力に優れた人を対象とした特例の対象校種・教科の変更などが行われる。

なお、特例等の内容は今後変更される可能性があるとしており、詳細については令和3年4月中旬以降配布される試験要項で示される。



名古屋市教育委員会・令和3年度実施 名古屋市公立学校教員採用選考試験に関するお知らせ
https://www.city.nagoya.jp/shisei/category/65-2-0-0-0-0-0-0-0-0.html

名古屋市教育委員会・【重要】令和3年度実施名古屋市公立学校教員採用選考試験[変更点]のお知らせ(PDF)
https://www.city.nagoya.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000050/50883/R3_oshirase.pdf