愛知県教育委員会は、1月18日に令和4年度(2022年度)愛知県公立学校教員採用選考試験の試験日程・変更点等を発表した。
愛知県の令和4年度採用試験の変更点については、実施内容が大きく変わることもあって昨年3月に発表されていたが、今回、変更点として新たに障害者選考・障害者大学推薦選考の別枠実施が追加されている。
試験日程は、1次試験は7月17日(土)、2次試験は8月18日(水)および19日(木)に行われる。
これまで1次試験では筆記試験(教職・教養、教科専門、小論文)と集団面接(口述試験)を行なっていたが、集団面接が取りやめとなり1次試験は筆記試験のみとなる(ただし外国語堪能者選考受験者は当該外国語による面接を1次試験で実施)。なお、小論文は1次試験での実施となるが、1次試験合格者のみ採点し、2次試験の選考資料となる。
2次試験ではこれまで実施していた教科専門Ⅱ(記述式)、クレペリン検査、集団討議が取りやめとなり、個人面接と実技試験のみの実施となる。実技試験については2次試験の2日目に実施し、実施する教科(科目)については、実施年度ごとに決定する(2020年度教員採用選考試験では「音楽」「美術」「保健体育」「高等学校・家庭」 「英語」「工業(デザイン)」「農業」で実施)。
この他の主な変更点は下記の通り。
●特別選考に関する免除項目の変更
「大学院進学による採用辞退者に対する特別選考」及び「介護理由退職者特別選考」では1次試験を免除する。また「昨年度の補欠者に対する特別選考」「元教諭・講師経験者特別選考」「現職教諭特別選考」及び「教職大学院修了見込者特別選考」は1次試験で「教職・教養」を免除し「教科専門」及び「小論文」のみ実施する。
●1次試験における加点項目の新設
司書教諭、大学推薦、外国語堪能者(ポルトガル語、スペイン語、中国語、フィリピン〈タガログ〉語)、社会人、特別支援教育、小学校英語の項目について、相当と認めた人には1次試験において加点する。なお、外国語堪能者については当該外国語による面接を実施する。
●障害者選考・障害者大学推薦選考を別枠で実施
1次試験の筆記試験、第2次試験の個人面接(受験教科・科目により実技試験)を行い、別枠で選考する。障害者大学推薦選考については、1次試験において加点する。
なお、受験案内・願書は4月23日(金)から愛知県教育委員会のホームページからダウンロードが可能となるほか、愛知県教育委員会や県内の教育事務所、愛知県民相談・情報センター、愛知県教育・スポーツ振興財団、愛知県東京事務所などでも入手できる。また、出願期間は4月26日(月)〜5月12日(水)当日消印までとなる。
愛知県教育委員会・令和4年度(2022年度)採用愛知県公立学校教員採用選考試験日程等について
https://www.pref.aichi.jp/site/kyoinsaiyou/2022sikenhenkou.html
愛知県教育委員会・愛知県公立学校教員採用選考試験選考方法等の変更について
https://www.pref.aichi.jp/site/kyoinsaiyou/2022sikenhenkou.html