2021.05.18

採用試験関連

愛媛県 令和4年度(令和3年=2021年実施)採用試験の志願要項を発表

愛媛県教育委員会は、5月18日、令和4年度(令和3年=2021年実施)愛媛県公立学校教員採用選考試験の志願要項を発表し、同日より受験申込の受付を開始した。
愛媛県が志願要項(募集要項)を発表したことにより、令和4年度の教員採用試験について、実施するすべての自治体で募集要項が発表されたことになる。

愛媛県の1次試験は7月17日(土)18日(日)(※予備日=7月19日)に。2次試験は高等学校教員・特別支援学校教員が8月19日(木)〜21日(土)のうちの指定日、小学校教員・中学校教員・養護教員・栄養教員は8月19日(木)〜22日(日)のうちの指定日となる。1次試験については愛媛県内(松山)のほか、東京、大阪にも会場を設ける。
受験申込は、原則として電子申請のみ(一部提出書類は郵送)となり、申込の期間は6月7日(月)17時15分までとなる(提出書類の郵送は6月7日の消印有効)。

今年度の採用予定数は、小学校190名(前年度採用予定者数200名)、中学校105名(同95名)、高校・特別支援学校90名(同80名)、養護教員10名(同20名)、栄養教員若干名(同若干名)で、中学と高校・特支がそれぞれ10名増となった一方で、小学校と養護がそれぞれ10名減となっている。このほか、障がい者特別選考では10名程度の採用予定となっている。

今年度からの変更点として、実施方法について、2次試験で実施する実技試験をこれまで実施していた保健体育以外にも拡大し、中学校(特支の中学部受験者を含む)では「理科」「音楽」「美術」「技術・家庭」「英語(英会話)」の志願者、高校(特支の高等部受験者を含む)では「音楽」「美術」「書道(国語)」「英語(英会話)」の志願者、「養護教員」「栄養教員」の志願者に実施する。
また、高校の「地理歴史」「公民」「理科」については出題範囲と解答方法が変更となり、下記のように、共通問題と選択問題を解答する方式に変更となる。
○地理歴史
昨年:世界史、日本史、地理から2科目を選択して解答
今年:共通問題(世界史、日本史、地理から出題)及び選択問題(世界史、日本史、地理から1科目を選択)を解答
○公民
昨年:倫理、政治・経済の2科目を解答
今年:共通問題(倫理、政治・経済から出題)及び選択問題(倫理、政治・経済から1科目を選択)を解答
○理科
昨年:物理、化学、生物、地学から2科目を選択して解答
今年:共通問題(物理、化学、生物、地学から出題)及び選択問題(物理、化学、生物、地学から1科目を選択)を解答

加点制度については、①ICT活用能力の育成に係る加点 と、②多様なニーズへの対応に係る加点の変更 を実施する。
①については、高校の志願者(情報を除く)のうち、高校「情報」の免許状を有する者への加点を50点から100点に変更。「応用情報技術者試験」「基本情報技術者試験」の合格者に対する加点については、これまで高校教員志願者だけだったものを、小学校と中学校の志願者にも広げ、加点についても応用情報技術者試験合格者は30点から50点に、基本情報技術者試験合格者は10点から30点に変更した。
②については、小学校志願者のうち、中学校教諭免許状(すべての教科対象)を現に有する者に20点を加点、中学校志願者のうち、小学校教諭免許状又は受験する教科以外の中学校教諭免許状を現に有する者に20点を加点する(前年度は、小学校、中学校志願者のうち、特定の教科・科目の志願者又は免許状保有者のみに加点)。

このほか、刑罰・処分歴の記載欄を新設し、記載内容に虚偽があった場合には、採用前であれば採用内定の取消し、採用後であれば懲戒処分等を行うとしている。
なお、昨年度試験まで実施していた中学校教員志願者の小学校教員との併願は廃止となった。



愛媛県教育委員会・令和4年度愛媛県公立学校教員採用選考試験志願要項(pdf)
https://www.pref.ehime.jp/k70400/r4saiyou/documents/01_r04_shiganyoukou.pdf

愛媛県教育委員会・令和4年度 愛媛県公立学校教員採用選考試験のお知らせ ~昨年度からの主な変更点~(pdf)
https://www.pref.ehime.jp/k70400/r4saiyou/documents/25_henkouten2.pdf