2022.02.01

教育ニュース

小学校教員の競争率、最低更新 2.6倍、21年度採用―文科省

【教育ニュース】文部科学省は1月31日、2021年度に採用された公立学校教員の採用試験実施状況を公表した。小学校の競争率は2.6倍で、前年度の2.7倍を下回り過去最低を更新。同省は大量退職などに伴う採用者数の増加が原因としており、教員の質を確保するため、各教育委員会に採用試験の工夫を促す考えだ。
小学校教員の採用者数は1万6,440人で、前年度から165人減少。受験者数は4万3,448人で同1,262人減った。競争率が12.5倍で最も高かった2000年度の受験者は4万6,156人だったが、採用者は3,683人と少なかった。
受験者数のうち新卒は80人増えた一方、既卒は1,342人減り、文科省は「講師登録をして試験に再挑戦する既卒者が、定年を迎えた教員の大量退職に伴い多く正規採用されているため」と説明している。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022013100740&g=soc

※参考:令和3年度(令和2年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況について(文部科学省ホームページ)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/senkou/1416039_00005.html