神奈川県教育委員会は2月9日、令和4年度（2022年度）実施の神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験の試験日程等を発表した。

１次試験は7月10日（日）。２次試験は8月8日（月）〜22日（月）までの間で実施予定（ただし、新型コロナウイルス感染症の状況等により変更する可能性がある）。
実施要項の配布開始は4月中旬ごろの予定。出願受付は4月20日（水）〜5月12日（木）（郵送申込期間は4月20日〜5月6日〈金〉）までで、一部の特別選考を除き原則インターネットによる申込みとなる。

今回の試験からの新たな取り組みとして、「前年度試験実績者」と「県内政令指定都市正規教員」を対象とした特別選考を実施する。
「前年度試験実績者」は令和３年度実施試験の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、養護教諭区分における２次試験の不合格者のうち、成績上位者を対象とした特別選考で、１次試験の一般教養・教職専門試験（教職・一般教養）と教科専門試験（専門教養）が免除される。今回の試験では「前年度試験実績者」として292名（小学校124名、中学校55名、高等学校66名、特別支援学校30名、養護教諭17名）が対象となる。
「県内政令指定都市正規教員」は、神奈川県内の政令指定都市（横浜市、川崎市、相模原市）に正規教員として勤務する方々に対して通勤時間の緩和等、働きやすい環境を提供するという観点から、県内政令指定都市立の学校で正規教員として勤務されている方を対象に実施する。対象者は、令和5（2023）年3月31日時点で県内政令指定都市の正規教員として在職３年以上かつ現所属在職３年以上（休職期間を除く）の方（ただし、受験する校種等・教科の勤務経験に限る）で、１次試験の教職・一般教養と専門教養、２次試験の論文（※１次試験で実施）が免除される。

また、「小学校」及び「中学校」の全選考区分受験者を対象に、司書教諭の資格を所有している受験者には、１次試験の筆記試験に５点を加点する。



神奈川県教育委員会・令和４年度実施　神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験について
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/y4g/cnt/f7272/202202094.html

神奈川県教育委員会・選考試験に関する新たな取組について
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/83736/220209besshi.pdf

神奈川県教育委員会・令和３年度実施　神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験 第２次試験 不合格（前年度試験実績者）について
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/y4g/cnt/f7272/20211001/5.html