2022.03.31

採用試験関連

北海道 令和5年度試験(令和4年=2022年実施)実施要領を発表

北海道教育委員会は3月31日、令和5年度(2023年度=2022年実施)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査の北海道採用希望者向け実施要領を発表した。

北海道の1次試験は6月19日(日)に行われ、結果発表は7月22日(金)。2次試験は8月5日(金)6日(土)7日(日)の間の原則2日間に行われ、結果発表は10月11日(火)となる。
今回の試験日程は全体的に前回試験よりも前倒しとなり、1次試験については昨年度試験より1週間早まり、昨年、一昨年と2020東京大会開催のために8月下旬に実施していた2次試験も、3年ぶりに8月1週目の実施に戻り、2次の合格発表も昨年度試験より2週間早まった。
なお、前回の試験で11月に実施していた期限付教員等特別選考受験者対象の3次試験は廃止となり、2次試験に統合される。期限付教員等特別選考受験者は、2次試験では教科等指導法検査と適性検査、面接検査(面接Ⅰ・面接Ⅱ)を受験する。

出願期間は4月13日(水)〜5月6日(金)までとなるが、出願については、WebによるWebエントリー(5月6日17時まで)と願書等書類の郵送(5月6日消印有効)の2つの手続きが必要となる。

今年度の採用予定数は小学校350名(前年度採用予定数400名)、中学校190名(同150名)、高校160名(同150名)※1、特別支援学校121名(同91名)※2、養護教諭70名(同40名)、栄養教諭15名(同10名)で、小学校が前年度より50名減となったが、その他の校種では採用予定数を増やしている。
※1:高校は札幌市教育委員会との共同登録となり、採用予定数のうち若干名が札幌市に採用される場合もある。
※2:特別支援学校は小学部(幼稚部)・中学部・高等部と自立活動(肢体不自由)それぞれの採用予定数の合算。

今年度試験からの主な変更点は下記の通り。
①第1次検査の道外会場を昨年度からの東京に続き、大阪にも新設(会場については決定次第、北海道教育委員会のホームページで公表)。
②第2次検査の会場(札幌・岩見沢・函館・旭川・釧路)を、1次検査と同様に受検者が選択できるようにする。
③小学校及び特別支援学校小学部の実技検査の廃止。
④期限付教員特別選考の見直し(第3次検査を廃止、第2次検査に統合)。
⑤社会人特別選考に「高校水産(商船)」を追加。
⑥1次検査における加点対象者として、小学校及び特別支援学校小学部における「中学校・高等学校教諭保健体育」の免許取得者を追加する。
⑦工業・水産特別選考における高校水産(商船)の登録期間の延長
→3級海技士の免許を取得するまで採用を猶予し、登録期間を最大で令和7(2025年)4月1日まで延長が可能となる。ただし、登録期間内に3級海技士の資格を取得できなかった場合は、名簿から削除される。
⑧退職教員特別選考の新設
→過去に北海道教育委員会が任用する北海道内の公立の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校又は特別支援学校の正規教員であった者で、育児又は介護を理由に退職し、①出願しようとする受検区分における正規教員としての勤務実績が引き続き5年以上となる者 ②勧奨を受けて退職した者ではない者 が対象となる。対象者は人事記録により受検資格を確認し、1次試験を免除する。
⑨免除措置及び加点措置における提出書類の簡素化
→免許状取得見込証明書等を除き、写しの提出で可とし、検査当日の原本確認を行わない。



北海道教育委員会・令和5年度(2023年度)北海道・札幌市公立学校挙運採用候補者選考検査実施要領(PDF)
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/fs/5/6/7/3/6/6/5/_/00_1_R5実施要領Z.pdf

北海道教育委員会・北海道公立学校教員採用候補者選考検査判定基準(PDF) 
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/fs/5/6/7/3/6/6/6/_/00_2_北海道公立学校教員採用候補者選考検査判定基準(R4改正)0403291132.pdf

北海道教育委員会・令和5年度(2023年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査について
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/ksi/R5senkokensa.html