2022.04.13

採用試験関連

京都府 令和5年度(令和4年=2022年実施)採用試験の実施要項を発表

京都府教育委員会は4月12日、ホームページ上に令和5年度(令和4年=2022年実施)京都府公立学校教員採用選考試験の実施要項等を掲載した。

京都府の試験日程は、1次試験の筆記試験(小論文・専門教科)が6月25日(土)、面接試験(個人面接・集団面接)が7月2日(土)3日(日)9日(土)10日(日)のうちの指定された1日となる。
2次試験は、実技試験が8月15日(月)16日(火)の指定日、面接試験(個人面接・実践テスト〈模擬授業〉)が8月18日(木)〜24日(水)までの指定日、筆記試験(教職教養)が8月20日(土)にそれぞれ実施する。
2次の筆記試験については、昨年度試験まで「一般教養試験」として一般教養分野と教職教養分野から出題していたが、今年度の試験からは教職教養分野からの出題のみとなり、名称も「教職教養試験」に変更される。
なお、結果発表は1次が8月2日(火)、2次は9月20日(火)の予定。

出願は今回の試験より原則インターネット(電子申請)による出願のみとなり、受付期間は4月21日(木)正午から5月20日(金)正午までとなっている。
なお、「スペシャリスト特別選考」と「京都府内講師等特例(京都市立を除く)」で出願をする者は、一部の提出書類について出願時にPDFデータをアップロードするとともに別途郵送での送付が必要となるほか、一部試験免除志望者のうち「中・高外国語(英語)」と加点措置希望者のうち「英語資格等所有者・情報技術者試験合格者」で出願するものは、資格証明書または資格を証明できる書類について出願時にPDFデータをアップロードするとともに1次試験当日に原本を持参の上確認を受ける必要がある。
なお、実施要項の印刷製本版は4月21日(木)から配布開始の予定となっている。

今年度の採用予定人数は、小学校・特別支援学校小学部120名(前年度採用予定者数120名)、中学校・特別支援学校中学部80名(同75名)、高校・特別支援学校高等部110名(同150名)、特別支援学校50名(同65名)、養護教諭10名(同10名)、栄養教諭若干名(同若干名)で、前年度、採用予定人数を90→150名と大幅に増やした高校が今年度は40名減の110名、45→65名に増やした特別支援学校が今年度は15名減の50名となっている。一方中学校については前年度より5名増となり、小学校と養護教諭については前年度と同数としている。
高校では前年度募集のなかった「美術」と「福祉」が今年度募集教科に含まれたが、前年度募集のあった「音楽」「書道」「水産」が今年度は募集教科から外れている。また、北部採用枠については今年度新たに中学校と高校の「美術」、高校の「地理歴史・公民」「理科」が募集教科に追加されている。

今年度試験からの主な変更点は下記の通り。
①出願方法を原則インターネット出願(電子申請)のみとする。
②「一般教養試験」の見直し:これまで一般教養分野と教職教養分野から出題していたのを、教職教養分野からの出題のみとし、名称も「教職教養試験」に変更(試験時間は40分で変更なし)。
③一部の専門教科試験について、解答時間を90分から70分に短縮し、出題数も縮減する
(※試験時間が70分間となる教科:中学校〈音楽、美術、保健体育、技術、家庭〉、高校〈保健体育、美術、家庭、情報、農業、工業、商業、福祉〉、養護教諭、栄養教諭)
④一部試験免除の区分・対象の変更
・「前年度1次合格」区分について、「前年度合格試験」として細分化し、令和4年度試験での「小論文」「一般教養」「専門」の各試験を受験して基準点を満たした場合には、結果通知書を出願時にアップロードすることにより、令和5年度試験で該当する試験(一般教養の場合は「教職教養」)を免除する。複数選択も可。ただし、スペシャリスト特別選考に令和4年度に出願した者、令和5年度に出願予定している者は免除対象外。
・「他府県現職」区分について、新たに「国立、公立の学校で正規教員として在職し、受験校種等・教科と同一校種・教科の正規教員としての経験が令和3年度までに通算2年以上(休職および休業の期間を除く)」の場合に、専門試験と教職教養試験を免除することとする。また、これまで一般教養試験免除の対象となっていた「国立、公立および京都府内の私立学校での正規教員在職者」については、現職と同一の校種および教科を受験する場合に限定していたものを、志願と異なる校種・教科の受験でも可とする。
⑤加点措置の対象に「情報」に関する資格保有者を追加する。
・高校の志願者(情報を除く)のうち「高等学校情報普通免許状」を有する方(令和5年3月31日までの取得見込みの方を含む)。
・小学校・中学校・高校・特別支援学校の志願者のうち「基本情報技術者試験」または「応用情報技術者試験」を合格した方。
いずれも1次試験の専門試験において「5点」を加点する。なお、加点の併用も可能(最大15点まで)。
⑥スペシャリスト特別選考について、外国語(英語)が対象から外れ、新たに「スペシャリストⅠ」(理科、保健体育)と「スペシャリストⅡ」(情報、農業、工業)に分ける。なお、「農業」については、特に畜産分野における実績のある方を求める。
⑦中学校の「美術」「家庭」志願者は、高校の同一教科を第2希望として選択することが可能となる。



京都府教育委員会・令和5年度京都府公立学校教員採用選考試験実施要項
http://www.kyoto-be.ne.jp/kyoshoku/cms/?action=pages_view_main&page_id=410

京都府教育委員会・採用試験関連情報
http://www.kyoto-be.ne.jp/kyoshoku/cms/?page_id=19