2022.05.16

採用試験関連

福岡県 令和5年度試験(令和4年=2022年実施)の実施要項を発表

福岡県教育委員会は5月16日、令和5年度(令和4年度実施)福岡県公立学校教員採用候補者選考試験の実施要項を発表し、同日より出願の受付を開始した。

福岡県の1次試験は7月9日(土)に実技試験(中学校の「音楽」「美術」のみ実施)、10日(日)に筆記試験(中学校と高校の「英語」については英語リスニング試験を含む)を実施する(両日が悪天候等により延期となった場合には7月16日(土)17日(日)に実施)。また、2次試験(個人面接、模擬授業〈養護教員を除く〉、実技試験〈※〉、英語面接〈英語受験者のみ実施〉)は8月中旬〜9月下旬に実施予定としている。合格発表は1次は8月上旬、2次は10月中旬(現職教員特別選考〈県外実施〉は12月下旬)の予定となっている。
〈※〉2次での実技試験は小学校(英会話実技)、中学校の「理科」「技術」「家庭」「保健体育」、高校の「理科」「保健体育」「書道」「家庭」「工業」、養護教員(救急措置、健康診断、保健指導、健康相談の中から試験当日に指定)のみ実施。

志願書の受付期間は5月16日(月)〜5月31日(火)までで、今回の試験より原則として「電子申請」による出願となる(インターネット環境のない場合のみ郵送での出願可。また、特例申請及び特別選考出願に係る書類については、出願期間内に別途郵送で提出する必要がある)。
なお、現職教員特別選考のうち小学校、中学校、特別支援学校が対象の県外実施(11月下旬に関東地方で実施)に係る出願については、9月1日(木)〜22日(木)までとなる。現職教員特別選考(県外実施)についての実施詳細については後日発表となるが、現職教員特別選考については福岡または関東いずれかの会場でのみ受験することになる。

今年度の採用予定者数は、小学校660名(英語有資格者70名を含む)、中学校340名、高校(県立高校)151名、特別支援学校110名、養護教員36名、栄養教員7名となっており、中学校が前年度に比べて50名増と大幅に増やしたほか、養護教諭で2名増となっている。小学校と特別支援学校については前年度と同じ採用予定者数となったが、高校で3名、栄養教員で2名、それぞれ減らしている。
このほか、障がいのある人を対象とした特別選考では、全試験区分合計で10名程度の採用を予定しているほか、高校については久留米市立高校(公民、数学で各1名ずつ)と古賀高等学校組合が運営する古賀竟成館高校(国語、英語で各1名ずつ)で各2名ずつの採用を予定している。

出願方法以外での今年度の試験からの主な変更点は、下記の通り。
①小学校での「教職教養」を廃止し、専門教科の試験内で教職教養に関する試験を実施する。また、専門教科内で実施していた英語リスニングテストを廃止する。
②一般選考における教職経験者特例において、中学校の「技術」「家庭」を受験する者は専門教科を免除する。
③特別支援学校の受験に必要となる特別支援学校教諭普通免許状については、「視覚障害」「聴覚障害」「知的障害」「肢体不自由」「病弱」のいずれか一つの領域があればよい。
④特別支援学校の第1次試験合格者特例の対象者については、前年度(令和4年度)福岡県公立学校教員採用候補者選考試験の1次試験に合格した者で、2次試験の個人面接及び模擬授業の評価が「C」以上の者とする。



福岡県教育委員会・令和5年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験について
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/saiyoushiken03.html

福岡県教育委員会・令和5年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験 実施要項(PDF)
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/164394.pdf