秋田県教育委員会は5月11日、令和5年度(令和4年度=2022年実施)秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験の実施要項を発表し、同日より出願受付を開始した。
秋田県の1次試験は7月23日(土)24日(日)。2次試験は9月10日(土)〜12日(月)に行われる。結果の発表は1次が8月19日(金)、2次が10月14日(金)の予定。
出願は原則として電子申請による受付(5月27日17時まで)となるが、志願書以外の書類は郵送で送付することになる(郵送は5月27日消印有効)。
今年度の採用予定人員は小学校130名(前年度採用予定人数150名)中学校65名(同90名)、高校25名(同16名)、特別支援学校22名(同22名)、養護教諭11名(同20名)で、高校を除いたすべての校種で前年度より採用予定人数が減少し、栄養教諭については今年度は募集を行わない。
このほかに、高校の実習助手(農業)、特別支援学校高等部実習助手、特別支援学校寄宿舎指導員、社会人特別選考(教員免許状の所有を前提としない選考)でそれぞれ若干名を募集する。
今年度試験からの変更点として、障害者特別選考の受験資格について、これまで「身体障害者手帳(1級から6級)の交付を受けている者、又は指定医による身体障害の診断を受けている者(※)」に加えて、「都道府県知事若しくは政令指定都市市長が交付する療育手帳又は児童相談所、知的障害者更生相談所、精神保健福祉センター、精神保健指定医若しくは障害者職業センターによる知的障害者であることの判定書」または「精神障害者保健福祉手帳」のいずれかを保有する者を追加する(※「指定医による身体障害の診断を受けている者」の部分についての表記については、「都道府県知事の定める医師(以下「指定医」という。)若しくは産業医による障害者の雇用の促進等に関する法律別表に掲げる身体障害を有する旨の診断書・意見書(心臓、じん臓、呼吸器、ぼうこう若しくは直腸、小腸、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫又は肝臓の機能の障害については、指定医によるものに限る。」となる)。
また、一般選考における優遇措置について、他県教諭等優遇に加えて教職経験者優遇(過去に公立学校で継続して3年以上の教諭または養護教諭経験を有し、平成24〈2012〉年3月31日以降に退職した者。対象者は他県教諭等優遇と同じく1次試験を免除する)を実施するほか、加点による優遇措置の対象としてこれまでの高校・特別支援学校に加えて、小・中学校志願者にも司書教諭資格取得者に対する加点を実施する。
なお、高校の実施科目のうち、前年度は美術で募集した「芸術」については、今年度は音楽での募集となるほか、高校を対象に実施している社会人等特別選考(教員免許状の所有を前提としない選考)については「工業」のほかに、理学、農学、工学における博士の学位を有する者を対象に教科(科目)を定めない「博士号保有者」として実施する。
秋田県教育委員会(美の国あきたネット)・令和5年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験実施要項
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/64896