神戸市教育委員会は10月11日、令和5年度神戸市立学校教員採用候補者選考の2次選考結果についての結果を公表、正規教員及び育児休業代替任期付き教員・補欠者の合格者受験番号を発表した。
神戸市の教員採用試験第2次選考は8月16日(火)から9月2日(金)までの間に行われ、451名が正規教員として、130名が育児休業代替任期付教員として合格となった。また今年度から導入された補欠合格者は20名(うち15名は育児休業代替任期付教員と併せての合格者)となった。
正規教員の合格者451名は前年度の246名から倍増に近い205名増、また事前に公表された採用予定数260名からも191名多い合格者となっている。また、育児休業代替任期付教員についても前年度の104名から26名増、採用予定数110名より20名多い合格者となった。
校種別の合格者数(正規教員)は幼稚園が9名(前年度1名)、小学校が218名(前年度114名)、小学校英語コースが5名(前年度3名)、中学・高等学校が158名(前年度94名)、特別支援学校が37名(前年度28名)、養護教諭が19名(前年度5名)、栄養教諭が5名(前年度1名)となっている。
また、育児休業代替任期付教員の合格者は幼稚園が1名(前年度3名)、小学校・小学校英語コースが94名(前年度74名)、中学・高等学校が24名(前年度15名)、特別支援学校が6名(前年度4名)、養護教諭が5名(前年度7名)、栄養教諭が0名(前年度1名)。今年度から導入された補欠合格者については幼稚園で1名、小学校で10名、中学・高等学校で7名、特別支援学校で2名となっている(養護教諭・栄養教諭は補欠者なし)。
なお、最終倍率は全校種合計で3.6倍(正規のみ※。前年度7.1倍)となった。校種別の倍率(正規のみ)では幼稚園が4.4倍(前年度53.0倍)、小学校・小学校英語コースが2.9倍(前年度6.1倍)、中学・高等学校が4.2倍(前年度7.6倍)、特別支援学校が3.9倍(前年度5.4倍)、養護教諭が4.8倍(前年度17.6倍)、栄養教諭が5.8倍(前年度32.0倍)となり、各校種とも大きく倍率が低下した。
※任期付き教員を含めた倍率では全校種合計で2.8倍(前年度5.0倍)。校種別では幼稚園が4.0倍(前年度13.3倍)、小学校・小学校英語コースが2.1倍(前年度3.7倍)、中学校・高等学校が3.6倍(前年度6.5倍)、特別支援学校が3.3倍(前年度4.8倍)、養護教諭が3.8倍(前年度7.3倍)、栄養教諭が5.8倍(前年度16.0倍)となる。
神戸市教育委員会によれば、今年度の合格者の平均年齢は25.0歳(昨年度26.1歳)で、40歳代の合格者数は16名(前年度7名)。また、50歳代の合格者は5名(前年度1名)であった。
また、今年度から一般選考と同時実施している離職者を対象とした特別選考では2名が受験し2名とも合格。養護教諭のうち看護師免許所有者に対する加点制度を申請者は44名受験し、そのうち10名が合格となった。
なお、神戸市教育委員会では、2次試験の結果発表と合わせて、ホームページの「令和5年度教員採用候補者選考試験の内容」で2次選考の試験問題(小論文・実技)の公開を開始した。
神戸市教育委員会・令和5年度神戸市立学校園教員採用候補者選考試験結果
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/39843/r5kekkaaa.pdf
神戸市教育委員会・令和5年度神戸市立学校教員採用候補者選考試験 第2次選考合格者受験番号(正規教員)
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/39843/r5seiki.pdf
神戸市教育委員会・令和5年度神戸市立学校教員採用候補者選考試験 第2次選考合格者受験番号(育児休業代替任期付教員)
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/39843/r5ninkituki.pdf
神戸市教育委員会・令和5年度神戸市立学校教員採用候補者選考試験 第2次選考合格者受験番号(補欠合格者)
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/39843/r5hoketu.pdf
神戸市教育委員会・令和5年度教員採用候補者選考試験の内容
https://www.city.kobe.lg.jp/a55153/shise/shokuinsaiyou/kyouiku/r5shikenmondai.html