2023.02.17

採用試験関連

横浜市 令和5年度(2023年)実施試験での変更点を公表。大学推薦で3年生の受験が可能に

横浜市教育委員会は2月17日、ホームページに「令和5年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験について(お知らせ)」として、令和5(2023)年度に実施する横浜市公立学校教員採用候補者選考試験について、現時点で決定している変更点等の情報を公表した。

横浜市の試験日程は、1次試験が7月9日(日)。2次試験は8月中旬から9月中旬にかけて行われる予定で、最終合格発表は10月上旬を予定している。
また、受験案内の配布開始は4月10日(月)からで、出願期間は4月12日(水)から5月15日(月)まで、インターネットによる申し込みとなる。
なお、受験区分や募集人数等については3月中旬に公表予定としている。

今回公表された変更点は下記の通り。
①大学3年生チャレンジ推薦特別選考〈小学校〉の新設
これから就職活動を控える学生が、教員採用選考試験の時期が遅いこと等を理由に、教員になることをあきらめてしまうことがないよう、教員不足が深刻な「小学校」の受験区分で、大学が推薦する3年生を対象とする特別選考を新設する。
選考方法は、既存の大学推薦特別選考と同様、書類選考の上で1次試験を免除し、2次試験として個人面接、模擬授業及び論文試験を行う(論文試験は1次試験日に実施)。合格発表は令和5年10月に行い(内々定)、最終的な内定は令和6年4月に大学3年次の学業成績を審査した上で行い、令和7年4月に採用となる。不合格の場合でも、翌年度(大学4年次)の選考試験を受験することができる。
なお、大学推薦の詳細については、対象となる大学の担当者へ3月上旬に通知する。

②リスタート特別選考の新設
過去10年以内に、育児や介護等の理由により中途退職した横浜市の元正規教員が、再び横浜市の正規教員として復帰しやすくするため、1次試験を免除する特別選考を新設する。

③第一次試験「大阪会場」の設置〈小学校など一部〉
遠方から受験していただく方の負担を軽減するため、「小学校」など一部の受験区分又は選考区分について、1次試験の大阪会場を設置する。
詳細は、4月10日に受験案内及び「横浜市公立学校教員採用候補者選考試験」のページで告知する。

④2次試験として実施する論文試験を、1次試験日に全受験者を対象に実施
論文試験については、新型コロナウイルス感染症拡大防止等の観点から令和2年度(2020年度)、3年度(2021年度)試験では実施せず、4年度試験ではホームページに課題を提示した上で2次試験日に実施していたが、受験者全員が1次試験日に論文を執筆し、1次合格者のみ2次試験で採点していた2019年度試験時点での形式に戻る。

⑤英語能力加点制度の対象資格を拡充
「小学校」の1次試験を受験される方を対象とした英語能力加点制度について、これまでの「中学校又は高等学校教諭普通免許状(英語)」を有する方の他に、「CEFR B2」基準に対応する英語能力を証明する資格(実用英語技能検定準1級以上、TOEIC L&R(IP除く)785点以上など)の保有者も、新たに加点の対象とする。



横浜市教育委員会・令和5年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験について(お知らせ)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/kyoiku/bosyusaiyou/seiki/kyouinsaiyou/notice.html

横浜市教育委員会・令和5年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験について(記者発表資料・PDF)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/kyoiku/bosyusaiyou/seiki/kyouinsaiyou/notice.files/pressrelease_kyoinsaiyou202302.pdf