特集1 パターンでスラスラ論作文
一般的な論文試験とは性格を異にするのが、教員採用試験の論作文試験。「文章は得意」と豪語する人でも、何ら対策をしなければ、間違いなく痛い目にあいます。なぜなら、教採の論作文は独特の定石・セオリーがあるからです。
本特集では、論作文の書き方の基礎を押さえるとともに、2019年夏のテーマで問われそうな18のテーマについて、合格する論作文の実例を「パターン」で挙げて解説していきます。
指導をしてくれるのは、長年教員志望者の論作文指導をし、多数の受験者を合格に導いてきた久米昭洋先生(常葉大学教職大学院准教授)。しっかり読み込めば、論作文の合格パターンが身に付きます。
論作文の達人になって、合格をつかみとりましょう。
特集2 志望自治体リサーチ術
民間企業の就職活動で、就活生が必ずやることがあります。「企業研究」です。企業の経営理念や事業概要、競合他社との比較などを調べ、自身の志望動機や入社後にやりたいこととのマッチングを明確にし、試験に臨みます。採用する企業側から見ると、企業研究をしてきた人は、熱意があるだけでなく、将来、会社で取り組みたいと考えるビジョンが明確で、安心して採用することができます。
一方で教員採用試験では、試験で高得点を取ることばかりに意識が向いて、志望自治体についてあまり調べないまま受験する人も少なからずいます。自治体にとって、そうした人物は、いくら筆記の成績がよくても採用を躊躇せざるをえません。なぜなら、なぜ教員になりたいのか、なぜ本県を志望したのかがよく分からないと、将来教員としての成長が望めないばかりか、壁にぶつかったときに挫折してしまうのではないかという心配があるからです。
本特集では、そうした事態に陥ることがないよう、事前に志望自治体の何を調べるべきなのか、解説することにしました。見ていくのは、志望自治体のパンフレットとHPの2つ。どちらも、無料で、気軽に見られるものですが、これらをじっくり読み解けば、合格への道筋が見えてきます。ぜひ、志望自治体を徹底研究し、試験本番に臨んでください。
緊急特集 ついに出た!「働き方改革」答申 ココがキモ!
2019年1月25日、中央教育審議会が「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方針について(答申)」を発表しました。2019年夏の教員採用試験においても、出題が予想される最新の重要答申です。
今号では、「緊急特集」として、答申の重要箇所のポイントを絞りに絞って、最速で解説します!
直前期対策! 1トピック15分 教職教養 スグ効くドリル 〜第2回・教育史
1次試験本番まであと半年を切りました。ここからは,できるだけ多くの問題に目を通すのが攻略のカギ。そこで今号から特別に教職教養の「肢別(あしべつ)問題」を掲載していきます。肢別問題とは,正誤判定問題の選択肢を取り出し,正誤を○×で回答していくもの。きちんと判断できるようになると,空欄補充問題にも対応できるようになります。1トピック15分を目安に演習を重ねていきましょう。