特集1 必ずわかる! 出るとこだけ読む「答申・資料」
秋も深まり、いよいよ本格的に教採対策に取り組まなくてはいけない時期に突入しました。問題集や過去問に取り組んで、多くの受験生が最初につまづく壁があります。「答申」をはじめ、「通知」「ガイドライン」といった「資料」の類です。過去何年にもわたって、たくさんの種類の答申・資料がある上に、その量も膨大! 読むのに時間がかかりそうだからと後回しにしてしまう受験生も少なくありません。
しかし、答申・資料は、今すぐ対策を始めないと、試験本番には到底間に合うものではありません。こう聞いて、気が重くなった人もいるでしょう。でも大丈夫です。答申・資料は、全部読む必要はありません。出題される資料に絞って、その概要をつかみ、よく出題される記述・用語だけを押さえておけば、得点が上げられるのです。
本特集では、編集部が2019年夏実施の全国の試験問題を分析し、どの自治体でも問われる可能性の高い答申・資料をピックアップ。これらは、合格のために必ず頭に入れておく必要のあるものです。本特集を使って一気に対策してしまいましょう。
特集2 社会人のための教職受験ガイド
社会に出てから、何らかのきっかけで教師を目指したいと思う人は少なくありません。実際、毎年度採用されている公立学校の教員のうち、約5%は民間企業経験者です。
でも、実際に、いざ社会人で教員採用試験を受けようとすると、そこにはさまざまなハードルが現れます。受験に必須の教員免許はどこでどのように取得すればよいのか、試験の選考区分はどこで応募すべきなのか、社会人受験については複数の方法があり、受験スタイルに合わせて学び方も変わってきます。
しかしながら、社会人としての経験は、採用試験の過程で優遇されるなど、むしろ有利に働くこともあります。また、民間企業で得た知見が、学校業務の中で役立つことも少なくありません。
そこで今号の特集2では、社会人受験について徹底的に解説することにしました。現役大学生とは異なる教員資格の取得から合格までのプロセスを、複数紹介していきますので、ご自分に合った受験スタイルで教員への夢を進めてください。
社会人は、大学生や講師とは違った、社会経験が最大の武器です。教職への熱意を最大限アピールし、合格をつかみとってください!
速報! 2020年度教員採用試験(2019年夏実施)最終合格者数調査
2020年度(2019年夏実施)教員採用試験の最終合格者がほぼすべての自治体で発表されました。編集部では自治体に採用試験の実施状況に関する独自調査を実施。2020年度教員採用試験の最終選考倍率を、自治体別・校種別にまとめて掲載します。さらに、各自治体の志願者数、受験者数、1次合格者数、2次合格者数(3次合格者数)、採用予定者数についても一覧表でお届けします。