2019.02.01

第1回 「勉強する気になれないとき」の学習術

 「参考書を覚えるのに飽きた」「問題集を解くのが辛い」。長く受験勉強を続けていると,必ず一度はそうした「壁」にぶつかります。このコーナーでは,そうした受験生の悩みを,教採のカリスマ・ジーニー永井先生が,「魔法のように捗る学習術」で解消! 実践すれば,必ず効きます!

「アレがないから,後にしよう」と言い分けしてない?

 「やる気が出ない」は,毎年,最も多くの受験生から相談される悩みの一つです。こうした人たちに共通していることがあります。それは,「ノートがない」「参考書を持ってない」など,何かと理由を付けて,勉強するのを後回しにしているということです。自分の行動を振り返って心当たりのある人は,まずは,ノート,ペン,消しゴム,参考書などの学習道具を常にカバンに入れて,いつでも勉強ができる環境に身を置くことからはじめましょう。

過去問は「解かない」ことから始めよう!

 過去問は,いきなり解こうとしても,知識がなければまったく解答できず,逆に自信とやる気を失いかねません。これは,タンパク質をとらずに筋トレをするようなもので,全く意味がありません。
 実は,過去問は,解かずに,そこに書かれている内容を調べる方が,知識を吸収することができるのです。そのやり方は,以下の通りです。

著・監修/ジーニー永井

本名, 永井大樹。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。教員採用試験の合格請負人として全国の大学での講演やプログラムの開発に携わる。膨大な人数の教員志望者のカウンセリング実績を持つ。現在は,淑徳大学総合福祉学部教育福祉学科専任講師