千葉県教育委員会は3月10日、令和5年度(令和4年度=2022年実施)の千葉県・千葉市公立学校教員採用候補者選考の実施要項を発表した。
千葉県・千葉市の1次試験は7月10日(日)実施で、1次試験については千葉県内のほか盛岡と名古屋でも実施する。なお、盛岡会場と名古屋会場では中高美術、高校書道を除いた全教科の受験が可能となる。
また、2次試験は小学校以外の校種は8月19日(金)〜21日(日)のいずれか1日、小学校と特別臨時的任用講師特例選考は8月26日(金)〜28日(日)のいずれか1日となる。
なお、各試験の結果通知は1次が7月下旬から8月上旬、2次は10月中旬の予定。
出願期間は4月4日(月)午前9時から5月13日(金)午後5時までで、今年度から出願手続きについては全員電子申請による出願となる(特別選考等での提出書類は郵送。一般選考の場合は郵送による提出物はなし)。
今年度試験からの変更点として、小学校志願者で、昨年度試験での選考結果と講師経験により1次試験が免除となる「小学校特例選考」が新設される。
必要な要件としては、①令和4年度(3年度実施)の千葉県・千葉市公立学校教員採用候補者選考で「小学校」を受験して第1次選考を合格し、第2次選考を受験した者。②令和4年5月1日現在、千葉県内の公立学校において千葉県・千葉市が任命する臨時的任用の講師・養護教諭又は会計年度任用職員・非常勤の講師・任期付職員(千葉県内の市町村教育委員会が任命するもので、千葉県教育委員会が指定するものを含む)として、1週間あたりの勤務時間が20時間以上(又は週12単位時間以上)の者(令和4年度選考を大学推薦特別選考で受験した者は除く)となっている。
また、小学校以外の志願者のうち、小学校教諭免許状を取得または令和5(2023)年3月31日までに取得見込みの者が「小学校併願」で志願する場合には、希望により1次試験において加点を実施する。
このほか、昨年度の試験から新設された「新卒専願枠」の対象教科に「中高数学」「中高理科」が追加されるほか、「他県等現職特例選考」については、これまで1次試験では小論文と集団面接を実施していたのを、今回の試験より1次試験がすべて免除される。
なお、2次試験で小学校、特別支援教育、中高保健体育で実施していた「模擬授業2」は、今回の試験から廃止となる(昨年度、一昨年度は新型コロナウイルス感染防止の観点から実施を取りやめていた)。
令和5年度試験での採用予定者数は、小学校が620人(前年度比20人減)、中学校・中高共通が690人(同30人減)、特支が130人(同35人減)、養護が55人(同5人増)、高校と栄養がそれぞれ若干名(同)となっている。
千葉県教育委員会:令和5年度(4年度実施)千葉県・千葉市公立学校教員採用候補者選考のご案内
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/ninyo/r05/saiyousennkou-annai.html
千葉県教育委員会:令和5年度(4年度実施)千葉県・千葉市公立学校教員採用候補者選考実施要項(PDF)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/ninyo/r05/documents/0jissiyoko.pdf
千葉県教育委員会:令和5年度(4年度実施)千葉県・千葉市公立学校教員採用候補者選考 選考の変更点と新たな取組(PDF)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/ninyo/r05/documents/1henkouten.pdf