【教育ニュース】全国の小中学校で2022年度に不登校だった児童生徒は、前年度比5万4,108人(22.1%)増の29万9,048人で過去最多となったことが10月3日、文部科学省の「問題行動・不登校調査」で分かった。高校などを含めたいじめ認知件数も前年度比10.8%増の68万1,948件で最多を更新した
文科省は不登校が増加した要因について、生活リズムの乱れや交友関係が築きにくくなるなど新型コロナウイルス禍が影響したとみている。
不登校の小学生は10万5,112人(前年度比29.0%増)、中学校が19万3,936人(同18.7%増)だった。全体の児童生徒数に占める割合は3.2%で、前年度から0.6ポイント増加した。要因の最多は「無気力、不安」(51.8%)で、「生活リズムの乱れ、遊び、非行」(11.4%)と続いた。
いじめ認知件数の内訳は、小学校55万1,944件(同10.3%増)、中学校11万1,404件(同13.8%増)、高校1万5,568件(同10.0%増)。インターネットを介した中傷などのいじめは2万3,920件で増加傾向が続いている。
昨年度の不登校、最多29.9万人 コロナ禍で生活乱れ影響か―いじめ認知件数も更新・文科省調査(時事ドットコム)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023100301070&g=soc
令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果概要(PDF・文部科学省ホームページ)
https://www.mext.go.jp/content/20231004-mxt_jidou01-100002753_2.pdf
児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(文部科学省ホームページ)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm