堺市教育委員会は2月26日、ホームページにて令和7年度(令和56年=2024年実施)堺市立学校教員採用選考試験のうち「大学等推薦対象選考」の実施要項等を公開した。
大学等推薦特別選考の対象となるのは小学校、特別支援学校小学部、小学校外国語推進と、中学校・特別支援学校中学部のうち「数学・理科・美術・技術・家庭・特別支援」の各教科。
推薦が可能なのは、推薦の対象となる校種等(教科)の出願に必要な教諭一種普通免許状取得の課程認定を受けている大学、または教諭専修普通免許状取得の課程認定を受けている大学院(専攻科を含む)もしくは教職大学院となる。
各大学の推薦可能人数は、小学校と特別支援学校小学部で合わせて3名、小学校外国語推進と中学校・特別支援学校中学部「特別支援」はそれぞれ1名、中学校・特別支援学校中学部「家庭」は2名、「数学」「理科」「美術」「技術」は上限なしとしている。なお、大学院を置く大学においては、大学及び大学院それぞれから推薦が可能としている。
主な被推薦者(資格対象者)の要件は下記の通り。
①堺市立学校教員を第1志望とし、選考試験実施の翌年度の採用を希望すること。
②学業成績が優秀(※)であり、かつ、本市の教員として優れた実践力を発揮することが期待できること。
※取得単位科目の評価が「優」「良」「可」のうち、「良」以上が80%以上でありかつ「優」が50%以上であること。なお、大学院及び教職大学院の区分から推薦する者については大学院及び教職大学院での取得単位科目の成績評価とし、大学での成績評価は通算しない。短期大学から大学に編入した場合は短期大学での成績評価も通算する。
③試験実施年度の末日において59歳以下であること。
④試験実施年度の末日までに、推薦が可能な大学等で定める大学等を卒業見込、又は修了見込であること。
⑤大学から推薦する場合は、出願する校種等(教科)の出願に必要な教諭一種普通免許状を現に有し、又は試験実施の翌年度4月1日までに取得できる見込みであること。大学院又は教職大学院から推薦する場合は、出願する校種等(教科)の出願に必要な教諭専修普通免許状を現に有し、又は試験実施の翌年度4月1日までに取得できる見込みであること。
出願に際しては、被推薦者本人が電子申請(インターネット)により出願するとともに、レポートを大学等へ提出する。大学は提出書類等を取りまとめて、簡易書留により郵送で提出する。
出願の受付期間は4月1日(月)午前10時から5月10日(金曜)午後5時まで。また、提出書類の受付期間は4月1日(月)から4月26日(金)の消印まで有効となる。
「大学等推薦対象選考」の対象者については、レポート等、大学等からの提出書類の内容を総合的に審査のうえ、推薦結果については、5月13日(月)に大学等に発送する。
「大学等推薦対象選考」での受験者は、1次試験では筆答試験が免除となり面接試験のみ実施する。また、1次試験での合否判定は行わず、2次試験までのすべての試験を受験した後に、合否判定を行う。一方、「大学等推薦対象選考」の対象者とならなかった被推薦者は、一般選考で受験することになる。
堺市教育委員会・令和7年度(令和6年度実施)堺市立学校教員採用選考試験における選考区分「大学等推薦対象選考」の実施について
https://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/kyoiku/boshu/kyoshokuinboshu/kyoinsaiyo/saiyosenko/shiken_r07/recommend.html
堺市教育委員会・令和7年度(令和6年度実施)堺市立学校教員採用選考試験における「大学等推薦対象選考」の対象者の決定に関する要項(PDF)
https://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/kyoiku/boshu/kyoshokuinboshu/kyoinsaiyo/saiyosenko/shiken_r07/recommend.files/R7daisuiyoukou.pdf