2024.04.01

採用試験関連

岐阜県 令和7年度(令和6年=2024年実施)試験の実施要項等を発表【4/1更新】

岐阜県教育委員会は3月26日、令和7年度採用(令和6年度=2024年実施)岐阜県公立学校教員採用選考の試験案内・実施要項をホームページに掲載した。

岐阜県は、試験日程が例年より1ヶ月ほど早まり、1次試験(大学3年生等第1次選考を含む)は6月15日(土)、2次試験は7月20日(土)21日(日)にそれぞれ行われる(別途、2次試験前にWebによる適性検査を実施)。試験日程の早期化に伴い、結果発表も1次が7月5日(金)、2次は8月27日(火)となる。
出願の受付期間は3月26日(火)10時から4月30日(火)23時59分までで、原則として電子申請による申し込みとなる。

採用予定数は小学校220名(前年度採用予定数220名)、中学校140名(同140名)、高校90名(同90名)、特別支援学校60名(同65名)、養護13名(同15名)、栄養は若干名(同若干名)で、特支と養護で採用予定者数を減らした以外は前年度並みとしている。なお、採用予定数の外数として社会人特別選考、スペシャリスト特別選考、小中併願(中学校志願者で小学校を第2志望とし小学校で採用する者)によりそれぞれ若干名を採用予定としている。

前年度試験からの主な変更点は下記の通り。
①選考試験日程の約1ヶ月間の前倒し。
(※詳細については、こちらの記事を参照)。

②「大学3年生等第1次選考」の実施。
昭和41(1966)年4月2日以降に生まれた者で、令和7(2025)年度に卒業する見込みがある大学3年生等(大学、短期大学、専門学校の最終年次の1年前の年次をいう。いずれの学校にも所属していない科目等履修生は含まない)を対象に1次試験(筆記試験=教職教養、教科専門)を前倒しで受験できるようにする。教職教養と教科専門の総合成績により合否を判定し、合格者は令和8年度(2025年実施)試験の1次試験を免除する。
ただし、翌年度(令和8年度)の岐阜県の教員採用試験に、大学3年生等第1次選考と同様の志願種別、教科(科目)での改めての出願が必要となるほか、翌年度の試験で採用予定がない場合には出願することはできない。
なお、「大学3年生等第1次選考」では試験の免除、加点制度の利用はできない。また、「地域限定」及び中学校志願者の「小中併願の有無」については翌年度の試験で選択することになる。

③養護教諭で「地域限定(一般併願)」枠を実施する。採用後、飛騨地域(飛騨市、高山市、下呂市、白川村)または恵那地域(恵那市、中津川市)の市町村立小学校、中学校(義務教育学校を含む)で10年程度勤務可能な者を対象とする。なお、「地域限定」で出願し、合格とならなかった場合は、「地域限定なし」で出願したものとして改めて選考する。

④教員免許状がない方も受験可能な「スペシャリスト特別選考」を、新たに高等学校の「英語」で実施する。
教員免許状以外の志願資格に加えて、大学(短期大学を除く)を卒業し、学士以上の学位を取得している者のうち、「実用英語技能検定1級などのCEFR C1相当の英語力を有する者」または「令和6(2024)年3月31日時点において、法人格を有する民間企業(学校法人を除く)、大学又は研究機関等において、常勤の職 (※)として従事した経験が継続して3年以上ある者で、その勤務経験により、CEFR C1相当の英語力と同等の高度な専門的知識・経験又は技能を有するとみなせる者」が対象となる。対象者は、1次試験は書類選考のみ、2次試験では論文に替えて課題作文を行う。
なお、高等学校英語の普通免許状を所有していない者については、採用試験合格後、特別免許状を申請して、取得する必要がある。
※「常勤の職」=フルタイム勤務の正社員又は正規職員と同等の勤務形態の職

⑤「スペシャリスト特別選考(工業)」の志願資格のうち、必須としていた「大学(短期大学を除く)を卒業し、学士以上の学位を取得している者」を、該当条件の1つ(「大学(短期大学を除く)を卒業し、学士以上の学位を取得している者のうち、法人格を有する民間企業(学校法人を除く)、大学又は研究機関等において、常勤の職として従事した経験が継続して3年以上ある者で、その勤務経験により、志願する分野における高度な専門的知識・経験又は技能を有するとみなせる者」)に変更し、新たに「工業の各専門系列に係る分野で、国際的または全国規模のコンクール等において上位入賞するなど、優秀な実績を有する者またはその指導者」を該当条件として追加する。
なお、今年度試験での「スペシャリスト特別選考(工業)」の対象として「機械系」「電気・電子系」に加えて「化学系」「セラミック系」を追加、「建築系」については「建築・土木系」として募集を行い、前年度募集のあった「デザイン系」については、今回は募集の対象から外れる。
また、「スペシャリスト特別選考」については、今年度は「英語」と「工業」で実施し、前年度実施のあった「美術」は、今年度は行わない。

⑥1次試験の加点対象について、新たに「小学校志望者で、中学校「保健体育」の普通免許状所有者(見込みを含む)」を追加する(20点を加点)。

⑦2次試験で実施していた「模擬授業又は実技試験」を「模擬授業」とし、中学校の「音楽」「美術」「保健体育」「技術」「家庭」、高校の「保健体育」「音楽」「美術」「家庭」については、模擬授業の中で「実技に係る試験」を実施する。

【4/1更新】岐阜県教育委員会では、受験者からのよくある質問事項をふまえた「選考の概要」をホームページに掲載した。
令和7年度採用岐阜県公立学校教員採用選考試験 選考の概要(小学校教諭・中学校教諭・養護教諭・栄養教諭)
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/391166.pdf

令和7年度採用岐阜県公立学校教員採用選考試験 選考の概要(高等学校教諭・特別支援学校教諭)
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/391152.pdf


岐阜県教育委員会・令和7年度採用 岐阜県公立学校教員採用選考試験案内・実施要項(PDF)
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/390810.pdf

岐阜県教育委員会・教員採用のページ
https://www.pref.gifu.lg.jp/site/edu/1608.html