岩手県教育委員会は4月3日、令和7年度(令和6年=2024年実施)岩手県公立学校教員採用候補者選考試験の実施要項を発表した。
岩手県の1次試験は7月13日(土)、2次試験は面接等が8月中旬から9月中旬、実技試験(実施する教科のみ)は8月31日(土)に行う(社会人、大学推薦特別選考の2次選考は6月上旬〜中旬の予定〈1次は書類選考〉)。
試験結果の発表は1次が8月7日(水)、2次が9月27日(金)のそれぞれ14時30分頃の予定(社会人、大学推薦特別選考については1次が5月24日(金)、2次が6月27日(金)の予定)となっている。
出願は前年度の試験から電子申請と必要書類の郵送の二段階となり、受付期間は、電子申請は4月18日(木)から5月8日(水)17時まで。書類の郵送は4月18日から5月15日(水)当日消印まで有効。電子申請と書類郵送の両方を行うことで出願手続きが完了する。
なお、実施要項および申込書類(様式)については、昨年度試験から紙での配布を取りやめ、岩手県のホームページよりダウンロードすることになる。
岩手県の今年度の採用予定者数は小中学校であわせて220名程度、県立学校(高校・特別支援学校)であわせて80名程度、養護教諭は20名程度で、前年度と比べ小中学校で20名、県立学校で10名、それぞれ採用予定者数を増やしている。 また「障がいに配慮した選考」で、一般選考の採用予定数とは別に若干名を採用予定としている。
今回の試験からの主な変更点は以下の通り。
①特別推薦の変更等
新たに、岩手県教育委員会が指定する大学に対し「大学推薦特別選考」を実施する。対象となるのは高校の「農業」「工業(機械または電気)」と養護教諭で、推薦人数等については指定大学等に通知する。
一方、これまで行われていた「スポーツ特別選考(中学校及び高校対象)」及び「特定教科特別選考(高校「家庭」「水産または商船」対象)」を停止する。
②募集教科の変更等
今年度の試験では、一般選考で高等学校教諭「工業(建築)」「工業(工業化学)」を実施。逆に、一般選考での高等学校教諭「芸術(音楽)」「工業(土木)」「水産」と社会人特別選考での高等学校教諭「中国語」は募集を停止する。
③加点措置の変更等
英語資格による加点に有する英語資格等について、「実用英語技能検定(準1級以上)」「TOEFL(iBT)(72点以上)」「TOEIC(TOEIC L&R 785点以上、TOEIC L&R/TOEIC S&W 1560点以上〈※S&Wは2.5倍して加算する〉)」に加え、「ケンブリッジ英検(160点以上)」「GTEC advanced(1190点以上)」「IELTS(5.5点以上)」「TEAP(309点以上)」「TEAP CBT(600点以上)」を加点の対象とする。また、中学校教諭「外国語(英語)」受験者に対し、英語資格による加点を20点から「25点」とする。
岩手県教育委員会・令和7年度岩手県公立学校教員採用候補者選考(令和6年度実施)実施要項(PDF)
https://www.pref.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/072/957/r7jissiyoukou.pdf
岩手県ホームページ・教員採用試験
https://www.pref.iwate.jp/kyouikubunka/kyouiku/kyoushokuin/saiyou/index.html