札幌市教育委員会は11月5日から、令和8年度(2026年度)札幌市公立学校教員採用候補者前倒し選考検査(12月15日実施)の出願受付を開始した。
札幌市の前倒し選考検査の対象となるのは、小学校・幼稚園、中学校・高等学校、特別支援学校(小学部、中学部・高等部)の各受験区分で、主な受験資格は「①昭和41(1966)年4月2日以降に生まれた者」「②令和8(2026)年4月1日時点で有効な指定の教育職員免許状を有する者又は令和8(2026)年3月31日までに取得見込みの者」「③令和7年度(2025年度=2024年実施)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査(北海道採用希望・札幌市採用希望)を未受検の者〈※出願したものの1次試験を欠席したものは受験可能〉」「④札幌市以外の自治体で令和6年度(2024年度)に実施された教員採用候補者選考で最終合格をしていない者」「⑤北海道又は札幌市公立学校の正規教員及び任用の期限を付さない常勤講師ではない者〈ただし養護教諭または栄養教諭で「教諭」になることを希望する者を除く〉」としており、大学3年生から社会人まで対象となる。
なお、前倒し選考検査合格後に前記対象区分内での受験区分・教科を変更することは可能(養護教諭、栄養教諭区分を除く)だが、同時期に実施する北海道の特別選考(教養検査)との重複出願はできない。
また、北海道と異なり、今夏実施の北海道・札幌市の教員採用試験を受験した者については、札幌市の前倒し選考には出願できない。
出願の受付期間は11月22日(金)までで、北海道電子自治体共同システムによるWebエントリーと、簡易書留による出願書類郵送(エントリーシート及び受検票交付用封筒)の両方を期日までに行うことで、出願手続完了となる。
札幌市の前倒し選考検査は12月15日(日)に市立札幌開成中等教育学校(札幌市東区)で教養検査(一般・教職教養)を実施。結果の発表は1月31日(金)となる。
この検査の合格者は、2025(令和7)年6月15日に実施する令和8年度(2026年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考(札幌市採用希望)の1次試験で「教養検査」が免除され、「専門検査(専門教養)」のみを受検する(前倒し選考検査合格後に受験区分・教科を変更した場合でも「教養検査」は免除となるが、対象区分外の養護教諭、栄養教諭区分などで受検の場合には免除の対象外となる)。
なお、前倒し選考検査で不合格となった場合や受検しなかった場合でも、翌年の試験は受験可能となる(1次試験で「教養検査」「専門検査」を受検する)。
札幌市教育委員会・令和8年度(2026年度)札幌市公立学校教員採用候補者前倒し選考検査
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/kyoshokuin/r8maedaoshi.html
札幌市教育委員会・令和8年度(2026年度)札幌市公立学校教員採用候補者前倒し選考検査実施要領(PDF)
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/kyoshokuin/documents/r8maedaoshijissiyouryo.pdf