富山県教育委員会は9月30日、令和8年度 富山県公立学校教員採用選考検査の2次検査(2次試験)の結果発表を行った。
富山県の教員採用試験2次検査は8月23日(土)24日(日)に実施、498名(前年度465名)が2次検査を受検して、前年度の337名から55名増となる392名が任用候補者名簿に登載(2次合格者)となった。
なお、富山県では名簿登載者を「名簿登載A(原則として令和8(2026)年4月1日付で採用)」「名簿登載B(令和8年度採用者〈欠員が生じた場合における年度中の採用を含む〉を除き、令和9〈2027〉年度の採用)」に分けて発表しており、今年度は名簿登載Aが354名、名簿登載Bが38名となっている(前年度は337名全員を名簿登載Aとしている)。
校種別の名簿登載者(2次合格者)数は、小学校167名(名簿登載A144名、名簿登載B23名)、中学校・高校194名(名簿登載A184名、名簿登載B10名)、特別支援学校A24名(名簿登載A19名、名簿登載B5名)、特別支援学校B5名(名簿登載A5名、名簿登載B0名)、養護教諭1名(名簿登載A1名、名簿登載B0名)、栄養教諭1名(名簿登載A1名、名簿登載B0名)となっている。
(※特別支援学校A=特別支援学校の教諭普通免許状所有者もしくは令和8年3月31日までに取得見込みの者で、かつ、小・中・高いずれかの教諭普通免許状を有する者もしくは令和8年3月31日までに取得見込みの者。特別支援学校B=小、中、高いずれかの教諭普通免許状所有者もしくは令和8年3月31日までに取得見込みの者で、特別支援学校の教諭普通免許状を令和8年3月31日までに取得できない者〈採用後5年以内に特別支援学校の教諭普通免許状を取得することを条件とする〉)
また、最終倍率(1次受検者数を名簿登載者数で割ったもの)は全校種合計で前年度の1.9倍から0.3ポイント低下して1.6倍となった。
校種別では小学校1.3倍(前年度1.3倍)、中学校・高校1.6倍(前年度2.2倍)、特別支援学校A1.3倍(前年度1.6倍)、特別支援学校B2.0倍(前年度2.4倍)、養護教諭51.0倍(前年度44.0倍)、栄養教諭10.0倍(前年度7.0倍)となっている。
名簿登載者のうち特別選考(社会人経験A・B、教職経験、特定資格、国際貢献、スポーツ実績、障害者、大学推薦)での受験者では、69名(前年度68名)が登載となった。
内訳は社会人経験Aが8名(前年度5名)、社会人経験Bが2名(前年度2名)、教職経験が22名(前年度21名)、特定資格が2名(前年度2名)、スポーツ実績が5名(前年度4名)、障害者1名(前年度0名)、大学推薦が29名(前年度33名)で、前年度1名の合格者があった国際貢献障害者は0名だった。
このほか、名簿登載者とは別に、小学校で15名、中学校・高校で14名、養護教諭で2名、栄養教諭で1名の補欠者(計32名。前年度の補欠者は55名)がおり、名簿登載者に欠員が生じた場合に、順次名簿に追加登載される予定となっている。
補欠者については、受験者あてに10月1日(水)に投函する予定の検査結果通知にその旨明記される。
富山県ではこの後、他県の現職教員を対象とした、特別選考「とやまUIJ現職教員選考」を12月28日(日)に実施する(※出願の受付は10月20日〈月〉から11月25日〈火〉まで)
富山県教育委員会・令和8年度 富山県公立学校教員任用候補者名簿登載状況について(PDF)
https://www.pref.toyama.jp/documents/49987/250930_houdouhappyou.pdf
富山県教育委員会・令和8年度富山県公立学校教員採用選考検査 任用候補者名簿登載者
https://www.pref.toyama.jp/kyouinsaiyou/senkoukensa/r8/20250930meibotousaisya.html