2025.10.30

採用試験関連

島根県 令和9年度(令和8年=2026年実施)試験のアウトラインを公表。1次試験は5月9日実施に

島根県教育委員会は10月30日、令和9年度(令和8年=2026年実施)島根県公立学校教員採用試験のアウトラインを公表した。

一般選考試験の試験日程については、令和8年度(2025年実施)試験では前年度(令和7年度=2024年実施)試験よりも1ヶ月半ほど日程が早まっての実施となったが、令和9年度試験では、1次試験と2次試験の実施を令和8年度試験より1週間ほど早めて、1次試験は5月9日(土)、2次試験は6月21日(土)〜7月7日(火)。また、新型コロナウイルス感染などのやむを得ない事情により受験できなかった者を対象とした2次試験の追試験を7月18日(土)にそれぞれ行われる。
合格発表は1次が5月27日(水)、最終(2次)の合格発表は8月5日(水)にそれぞれ行われる。
また、現職教員・過去正規教員を対象とした特別選考試験は、例年同様大型連休期間中の5月3日(日・祝)に実施、合格発表は5月27日(水)に行われる(※前年度は5月16日に発表)。

【※令和8年度一般選考試験(2026年実施)の日程(※カッコ内は令和8年度〈2025年実施〉試験の日程)】
募集要項発表:1月30日(2月5日)
出願受付:1月30日〜3月23日(2月10日〜3月31日)
1次試験:5月9日(5月17日)
1次結果発表:5月27日(6月4日)
2次試験:6月21日〜7月7日(6月28日〜7月9日)
2次追試験:7月18日(7月20日)
2次結果発表:8月5日(8月6日)


令和9年度試験での主な変更点は下記の通り。
①特別枠として「島根連携特別枠」を新設する。対象となるのは環太平洋大学次世代教育学部(岡山県)または広島文教大学教育学部(広島県)の在籍者で、島根県の教員となることを第一志望とし、島根県内で実施した連携活動(環太平洋大学はアウトリーチ実習、広島文教大学は観察実習)に参加し、当該大学の学長から推薦を受けた者。
募集は「小学校」「中学校(全教科)」「特別支援学校(全学部)」で行い、該当者については、1次試験では論述試験のみ、2次試験では個人面接と実技試験(音楽・美術受験者のみ)を受験する。

②特別枠「島根創生特別枠」の募集区分のうち、特別支援学校について、小学部のみ募集していたのを全学部に拡大する。また島根創生特別枠での採用者が、採用後に「現職教員島根大学教職大学院派遣研修(2年間)」を希望する場合は、その派遣選考にあたって考慮する(令和6年度以降の同特別枠による採用者から適用)。

③一般枠の併願制度について、新たに以下の併願パターンを追加する。
・第1志望:中学校(全教科) 第2志望:中学校(美術、技術、家庭)
・第1志望:養護教諭 第2志望:小学校
・第1志望:栄養教諭 第2志望:中学校(家庭)
なお、併願に際しては第1志望、第2志望それぞれの校種・教科の普通免許状が必要となる(取得見込み含む)ほか、第1志望の試験に加えて、第2志望の専門試験(筆記・面接)の受験が必要となる。

④選考にあたって考慮する事項(1次試験への加点)のうち、「日本語教育能力を判定する試験(日本語教員試験)に合格後、実践研修を修了し、国家資格『登録日本語教員』として登録された者」と「ポルトガル語または中国語での日常会話を理解し、口頭で表現できる程度の語学力を有している者」への加点対象校種に「養護教諭」と「栄養教諭」を追加する(全校種で実施)。
また、加点の点数を従来の3点から「5点」に変更する。

なお、令和9年度試験での募集人数はおおむね前年度(募集人数:359名)並みの人数を予定している。

令和9年度試験の募集要項については、特別選考は1月28日(水)、一般選考は1月30日(金)に発表予定で、変更点についての詳細は各要項にて示すとしている。



島根県教育委員会・令和9年度島根県公立学校教員採用試験のアウトライン(PDF)
https://www.pref.shimane.lg.jp/admin/syokuin/saiyou/saiyou_info_tchr/index.data/R9outline.pdf