2025.12.19

採用試験関連

静岡県 令和9年度(令和8年=2026年実施)試験の日程・変更点を発表。大学3年生選考を新設

静岡県教育委員会は12月19日、ホームページで令和9年度静岡県公立学校教員採用選考試験(令和8年度実施)日程及び選考内容等の変更点を公表した。

静岡県の教員採用試験については、2024年実施の令和7年度採用試験から日程の大幅な早期化を図り、1次試験は全国で最も早い5月第2週の実施としているが、令和9年度試験についても、すでに発表されている静岡市や浜松市、島根県や山口県などと同日で、全国で一番早い5月9日(土=全校種)、10日(日=高校、特支のみ)の実施となる。
また、2次試験は6月27日(土)28日(日)に実施する(このほか、2次試験受験者を対象に、指定された期間内にweb上で適性検査を実施)。
なお、悪天候等で実施できなかった場合の予備日として、1次試験は5月10日(小中養栄)と5月16〜17日(高特)、2次試験は7月4日(土)5日(日)を予備日に設定している。

出願の受付期間は来年(2026年)1月14日(水)から3月3日(火)までの予定で、試験案内及び各校種の「要項」については、1月14日に静岡県教育委員会のホームページに掲載される。

今回の試験での主な変更点は下記の通り。
①小・中学校を対象とした「大学3年生選考」を新設する。
受験時に、4年制大学に在籍する3年生が対象で、1次試験における筆記試験(教職一般教養、教科等専門)の受験が可能となる。選考通過者は、翌年(2027年)実施の令和10年度試験では2次試験(面接・実技)のみ受験する(※ただし、同一校種・教科等への志願に限る)。

②すべての校種を対象に、静岡県(政令市〈静岡市・浜松市〉を除く。以下同じ)の教員経験者を対象とした「カムバック選考」を新設する。
対象となるのは、過去に静岡県の教員(定年制の職。以下同じ)として勤務した者のうち、志願時に静岡県の教員として在職していない者で、静岡県の教員としての実務経験が6年以上ある者(※休職・休業期間は含まない。ただし、育児休業取得者は休業期間を加算してよい)。対象者は1次試験を免除する。

③「多文化共生を推進する教員選考」の要件のうち、「日本語指導経験者」の指導資格の対象に「日本語教員試験」の合格者(基礎及び応用)を加える(※資格のほかに、国内の国公立学校で臨時的任用職員または任期付職員として通算して1年(12か月)以上の勤務実績も必要)。また、日本語教員試験合格者(基礎及び応用)を、新たに加点の対象とする。

④現在、特別支援学校を対象に実施している「大学推薦特別選考」(1次試験免除)の対象に、高校の「家庭」「工業(機械)」「工業(電気電子通信)」「水産」の免許を取得できる大学(指定大学、教科・科目ごとに各大学1名)を追加する。

⑤高校の実施科目・教科について、令和9年度試験では新たに「高校(建築)」「水産(航海)」を実施する。
一方、令和8年度試験で実施した「芸術(音楽)」「工業(建築・デザイン)」「福祉」は令和9年度試験では実施しない。



静岡県教育委員会・令和9年度静岡県公立学校教員採用選考試験(令和8年度実施)日程及び変更点について
https://www.pref.shizuoka.jp/kodomokyoiku/school/kyoiku/1003764/1003767/1003793/1003888/1068159.html

静岡県教育委員会・令和9年度静岡県公立学校教員採用選考試験(令和8年度実施)の変更点(pdf)
https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/068/159/r9_hennkoutenn2.pdf