文部科学省は28日、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で2019年度から中学3年を対象に導入する英語に関し、予備調査を来年5月7~31日に実施する方針を明らかにした。
解答や採点などを試行、検証し、円滑に導入するのが狙い。都道府県と政令市の各2~4校程度、計140校ほどの中学校を抽出して行う。
文科省の専門家会議に方針を示した。25日間のうち、対象校が可能な1日で実施。1時限目の45分間で「読む・書く・聞く」の筆記試験、2時限目以降に「話す」のテストを行う。「話す」テストはパソコンやタブレット端末などを使って解答を録音する形式。
準備時間を含め、生徒1人当たり10~15分程度で実施する。生徒や学校に、英語に関するアンケート調査も行う。
予備調査の問題や解答は公表する予定だが、成績など結果は公表しない見通し。