特集 出題急増中!分かりにくい特別支援教育が分かる!
今月号の特集は、特別支援教育です。「特別支援教育」と聞くと、「自分の受験校種は特別支援学校じゃないからあまり関係ない」と思う人もいるかも知れませんが、まったく違います。特別支援教育は、すべての校種で実施されるもの。そのため、毎年、実に多くの自治体で、特別支援教育に関する問題が多数出されています。
ところが、特別支援教育の仕組みは複雑で、実に分かりにくい。さらに、小中高の教員免許状を取得する教職科目の中に、「特別支援教育」は必修として設定されていません。もちろん教えてくれる大学もありますが、試験では「それ以上」のレベルの問題が問われるのです。
複雑なのに、大学では詳しく教えてくれない。そのため、特別支援教育の対策に苦労する受験生は少なくありません。しかし、見方を変えれば、ここでしっかり得点することができれば、ライバルに差を付けることができます。
そこで本特集では、特別支援教育の難解な仕組みから、特別支援教育の考え方(コンセプト)、昨今よく問われる「発達障害」、そして試験で問われる法規・資料まで、図解を多用して平易に、徹底的に解説することにしました。
分かりにくい特別支援教育の仕組みですが、この一冊を読めば、試験で問われる範囲は、すべてカバーできるはずです。ぜひご活用ください!
超速報! 最新!2017年度問題行動・不登校調査
毎年、多くの自治体が出題する文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(以下、問題行動・不登校調査)」。最新の2017(平成29)年度の調査結果が、2018年10月25日に発表されました。試験では「いじめ」「不登校」「暴力行為」に関する統計(速報値)が特によく出ます。増減の傾向などを押さえるようにしましょう。
巻頭特別付録 ストーリー形式ですらすら分かる! マンガ教育史入門
暗記に苦労する教育史の人物・著書・業績。
試験に出る重要なところだけをピックアップし、マンガとテキストで分かりやすく解説していきます。
短期集中連載 書きあぐねている人のための「ズル論」講座
筆記で高得点を取り、面接もうまく行ったけど、論作文がボロボロで涙をのんだ……という人は、少なくありません。中には、論作文試験がネックとなって、毎年度合格を逃している人もいます。筆記試験のように、勉強した分だけ得点になるとは限らないのが論作文試験。いろんな対策を試したけど、効果がなくて途方に暮れている人もいることでしょう。
そんな人たちのために、『教員養成セミナー』では12月号から5回にわたり、全く新しいタイプの論作文対策法を紹介していきます。講師は、多数のメディアから執筆依頼がガンガン入る「文章のプロ」であり、長く教員採用試験対策の指導にも携わってきた教育ジャーナリスト・佐藤明彦氏。「活字が苦手!」という人は、ぜひご一読ください。
集中連載 スイスイ分かる!「新学習指導要領」スーパーガイド
大改訂となった新学習指導要領(2017年3月告示)。膨大な内容の中から、試験に出るポイントを12のテーマに分け、専門家がわかりやすく解説していきます。第11回目のテーマは「体育科・保健体育科」。
特別企画 教員へのもう一つの道 「私立学校の教員」という選択
未来ある子供たちと向き合う学校教育の担い手は、公立学校の教員だけではありません。全国で約141万人いる教員のうち、およそ39万人は私立学校に勤務しています(平成30年版文部科学統計要覧)。「教員になりたい」と考えたとき、「教員=公立学校」と決めつけてしまうのは選択肢を狭めることになるのです。
では、どうしたら私立学校の教員になれるのでしょうか。公立学校とは異なる私立学校の教員採用方法や採用情報の探し方、私立学校の教員を目指す人をサポートする取り組みについて解説します。