ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大の本庶佑特別教授(76)は一夜明けた11日午後(日本時間同日夜)、ストックホルム市内で報道陣の取材に応じ、授賞式について「盛大で感激した」と喜びを語った。
授賞式で渡されたメダルはいったんノーベル財団に預けており、「まだ見てない」と笑いながらも、「確かにいただいて、パーティーで謝辞を述べた。実感は湧いたでしょうね」と振り返った。1968年に文学賞を受けた川端康成氏以来となる和装で出席したことには、「多くの人が『大変いい』と言うのは聞いた。初めて見たという人も(いた)」と話した。
5日にストックホルムに入った本庶さんは「ともかく疲れた」と漏らし、13日に当地をたって14日に帰国した後は「ゴルフと温泉に行くのが僕のプラン」と明かした。